中級語と高級語



後験語で語彙を流用したとして、医学用語などの高級語はどの道ラテン語などから逃れられません。
いまの地球の科学は主に西洋人が築いたので、学術語はラテン語やギリシャ語で作られています。

日本人は漢字でどうにか西洋語を翻訳してきました。「神経」とか、名訳揃いです。
ただ、それはあくまで中国語の字なんですよね……。日本のものではなかった。
あと、最近はグローバル化の影響で、物凄い勢いで外来語が入ってきています。
特にコンピュータ用語とかは凄まじい勢いでした。
これらを一々訳している時間はないので、そのままカタカナ語になっています。

日本人は病名などをどうにか漢字に翻訳しましたが、それでもラテン語を訳しただけのものが多いです。
結局根本的にはラテン語から来ているといって差し支えないでしょう。
後験語が何語を取り入れようと、科学用語を規定するにはラテン語は避けられないと思います。

ただ、私が思うに肺塵病みたいなIMEでも変換できないような病名を作る必要なんて私達にはないんですよ。
とりあえずそんな究極的な語を作るよりも、身の回りのものを表せないことには。
というわけで、基本語と中級語を作ることに専念すべきです。

中級語の作り方ですが、基本語を応用する場合と、あくまで流用しつづける場合があります。
後者は楽です。でもオリジナリティは少ないです。
前者はオリジナリティはあるけど、少し難しいです。

serixは敢えて前者で行くことにします。後者だともはやつまらないので。
たとえば冷蔵庫はrefrigeratorだと難しいので、iceboxにします。英語でも実際iceboxと言われてるみたいですしね。
serixのスペルにすると冷蔵庫はaisboksなんですが、ここでうっかりミスしないこと。左側決定なので、boksaisが正解です。

こういう感じで中級語は基本語の組み合わせでいきたいと思います。
また、ラテン語の高級語もできるだけ基本語で行こうと思います。
retrogressなんて英検にでも出てきそうな単語ですが、ラテン語に分解すれば「後ろ+行く」に過ぎません。
意味も「後退する」ですしね。これ、goubykで十分でしょう。*byk(<back) 左側決定を忘れずに……。

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