テンスとアスペクト



serixにテンスはありません。デフォルトで現在時制及び通時制です。
過去と未来は時を表す言葉で表します。
それは前置詞句でも良いですし、副詞でも構いません。また、文脈から過去だと分かる場合もあります。

例:mi iit ypl(私はリンゴを食べる)*iit(eat)、ypl(apple)
例:mi iit ypl at foadei(私は昨日リンゴを食べた)
 *at(時や場所を指す前置詞)、foadei(昨日。<foa+dei。foa<fore(前)。dei<day)


英語は完了形をhave+ppで表しますが、serixの相は全て副詞で表します。
たとえば完了はfin(終わり)を副詞として使って表します。
因みにfinの副詞形はfinliです。

例:mi riid buk(私は本を読む)*riid(read)
例:mi riid buk finli(私は本を読み終わった)*副詞については後述

「ゲルマンベースならfinじゃなくてendを取れよ」と突っ込まれそうですが、この音ヅラが好きなので。

副詞はたくさん存在するわけですから、相が副詞に溶け込んでいるserixでは相が何種類あるという議論は無意味です。
見方によってたくさんだったり少なかったりするでしょうからね。

まぁ、そういう議論がめんどいのでこういう簡単な体系にしたという下心もあります。
ただ、テンスとアスペクトはアルカの時相詞と全く異なる形にしてみたかったんです。
この体系だと古アルカとも制アルカとも違って新鮮です。

副詞はliを取っても構いません。その際は動詞の直後に来ます。

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