普及型の実情



普及型の中で比較的普及しているのは英語をベースにした人工言語です。理由は英語が蔓延しているからです
でも英語をベースにしているのでは英語を超えることはできませんよね

そこで使用者の多い言語を混ぜた言語があります。
エスペラントが筆頭です。西洋語全般を取り入れています。
大体知的階層は英語ができるので取っ付きやすくて人気が高いです。
でもそれなら別に英語で良いのではないでしょうか。

西洋語だけでは不平等と考えた言語もあります。
これはこの言語を最も特徴付ける画期的な発想です。
同時に、色んなところから取り入れすぎたことが批判対象にもなりました。

一方、アプリオリな言葉を作ると語彙が覚えにくいということで倦厭されがちです。
覚えるのが面倒くさいからという理由で倦厭するくらいならそもそも経済価値のない人工言語に手を出す理由が不明です。
そこで、印欧語などの慣れたものでなく、たとえばコイサン語族の○○語をやるんだという位の気構えで臨んではいかがでしょうか。

普及型の現状はこのようなものです。
慣れている言語に学習者が集まってしまうのは安易な選択なようで、少し残念な気がします。

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