日本語では紙を丸めるときの音は「くしゃくしゃ」と決まっている。
が、実際に紙を丸めてみると、そんな音はしない。
今やってみたら、「ぅわっしゃー、ぅわっしゃー」と聞こえた。
大きい紙を丸めたら「んじゅちゃちゃ」と聞こえた。

紙の質や大きさによって音は変わるので、「くしゃ」というのはあくまで観念上のものでしかない。
こういうのをオノマトペという。
演繹音で表現しているのも観念上の音である。

一方、「ぅわっしゃー、ぅわっしゃー」とかいうのは音の模写だ。
これはオノマトペではない。
そして日本人にせよアルバザード人にせよ、音の模写はやる。