・アルカが次の段階へ。

紫苑と夢織ができたので、読み書きに関しては安定してきました。
そこで次の段階に進みます。

口語です。
これはアシェットのほうが強いです。

リディアと二人三脚でがんばるしかありません。
口語で使うと、口語ならではの穴が見つかります。
dasとdesは似ているし、en esの否定形のdesを認めたいので、desを追い出したい。
指示詞の遠称はleで覚えているので、いまさらdiとかmaに変えないでほしい(ソーン)
togal salt(何百年)はtoogal saltという間違いのように聞こえる。
――などなど。

口語で生じる問題を微調整する段階に移行します。

・Kakisさんの迷い

>「まぁ・・・・・・・・確かにKakis人格の表層部分は、惰性で付いている部分もあるけど、理性的な部分がなんか言ってくるような感じがしないでもない。これが自分が求めていた言語の形なのか?そうでなくなったのになぜまだ続けるのか?将来、人工言語の覇者として君臨する見込み、ないしそう思わせてくれる夢幻が崩れてしまっているのにやり続ける価値はあるのか?不安定な擬似自然言語を求めるものはいるのか?否。それだったら、普通に自然言語のほうがいい。制アルカには致命的欠陥が見つかっているためもはや宣伝文句は通用しない。2ちゃん進出に意味がないのなら、ただ4人程度の同好会に終わるものに加担し続ける価値はあるのか?逃げ道はいくらでもあるだろうになぜつづけているのか?とかいろいろ。なんとも統合失調症系。」

不安定な自然言語なら、英語やラテン語のほうがいいし、何が特長なのだろうというのはそのとおりだと思います。
実際、実用していく中で自然言語に近づいているわけで、それなら人工言語というより、ある集団の符牒でしかないから。

では、それでも続けている理由は何か考えてみた。
アシェットの理由は、相変わらず。帰属意識のための言語および符牒。
セレンの理由は、実用可能な芸術品をどこまで極められるかとか、色々。
多分、人によって異なる。

一方、誰にとっても共通する特徴もある。下記参照。
アルカはほかの人工言語とどう違うのか

ところで、Kakisさんがアルカに居るレーゾンデートルというのは、彼の思っているものと異なっている気がする。
あのウィキの特に歴史資料はふつうの人にはできないことだ。
遺し、伝える。というのが作者およびアシェットに足りない。
それができるのは素直に凄いと思っている。

だから、恐らく彼は新生に対応しないとなぁという義務感を持たなくていいと思う。
むしろサラっと対応してしまうことのほうが没個性で、もったいない。
通時的に見る能力のある人間は、この荒い変化の流れの中でも冷ややかな目で観察すべきだと思うからだ。