アルカの特長はリアルな架空世界を描く点にある。
ファンタジーというのはチャチだと興ざめしてしまう。リアルなほうが本物と思い込みやすい。
だからアルカは文化も言語もオリジナルなのだ。

この考え方は新古典主義に通ずる。というか、同じである。
新古典主義は、実在しない（少なくとも見たことがない）神を、さも実在する人物のようなクオリティで描いた。

セレンは新生を作る遥か前、中学のころから既に新古典主義が好きだった。
リアルなファンタジーが好きだという気持ちが絵にも小説にも適応されていたのだろう。

卑近な例で喩えると、ドラクエよりファイナルファンタジーのほうが好きという人には、新古典主義やアルカ主義が多いと思う。
FFは（特に7から）リアルなCGと精巧な設定で、リアルなファンタジーを作ってきた。

セレンは昔からこのシリーズが好きで、ドラクエはあまり好きではない。
FF好きのほうがアルカが好きになれると思う。嗜好が似ているからだ。

「普通の人間には興味ありません。
もし、この中に新古典主義至上、FFファン、スレイヤーズの呪文暗記経験者、ワーキングプアがいたら私のところに来なさい。以上」