言語には読み・書き・聞き・喋りの4技能がある。
音があるかないかで分けると読み・書き、聞き・喋りになる。

だが、日本人が得意な技能で分けると、読み・聞き、書き・喋りになる。
日本人が得意なのは受動型の技能だ。発信型は極めて苦手だ。
実際、私も英語は得意なほうだが、受動型ばかりだ。

理想的には4技能すべてができるほうがいい。
個々の技能の学習方法を述べる。

日本人である貴方は、恐らく読み・聞き・書き・喋りの順で学習するのがいい。
挫折しにくい順序だからだ。

・読み

1:幻字の形と音を覚える。これは手で書いて覚えるのが一番。

http://www8.atwiki.jp/arbazard/pages/15.html
このページの表を模写すると早く覚えられる。

模写のほかに、ソノヒノキの模写をするとよい。
http://cid-dd6eff55a81cbf67.skydrive.live.com/self.aspx/arka/sonohinoki%20mel19.pdf

声に出して音を確認しながらだと効果的。
ソノヒノキは短いので、幻字を覚えるにはうってつけ。

幻字の歌(ここでは未公開)で覚えるのもgood。

2:紫苑の書を読む。

http://www8.atwiki.jp/arbazard/pages/87.html
前半パートで紫苑と一緒にアルカが覚えられる。
小説を読みながらアルカが勉強できる。

前半でアルカに慣れても、紫苑は超人的に早くアルカを学習するため、後半は辞書を引きながら読むことになる。
ここで幻日辞典に慣れることができる。

3:夢織を読む。

http://cid-dd6eff55a81cbf67.skydrive.live.com/self.aspx/arka/melidia%20alis.pdf
紫苑と違ってアルカだけで書かれた小説であるため、これが読めるようになれば、アルカの読みはクリア。

・聞き

1:幻字の音声(未収録)を聞いて、音を覚える。

2:夢織のmp3を聞く。
 a:文字資料と照らし合わせながら聞く
 b:文字を見ずに聞く
 c:文字を見ながら、音声に続いてリピートする(シャドーイング)
 d:文字を見ずにシャドーイングする
 e:途中mp3を止めながら、聞こえた音声を自分の手で文字に起こす(ディクテーション)
 f:文を暗記してしまう

これをやると語彙も文法も構文も語法も身に付く。
特にディクテーションは優れている。4技能すべてに効果的。
面倒だが、かつて私はこの方法で英検1級の単語帳のCDの例文をすべて書き写し、たった1,2カ月の勉強で筆記をパスした。

ここまでできれば聞きはクリア。
夢織は4話完結なので、2話を初めて聞くときは、1話を初めて聞いたときより、ずっと聞き取れる。

・書き

1:ひたすら幻字の表を書く。

2:PDICの単語テスト機能を使い、幻日辞典で単語テストをする。寝る前に100問。25問を4セット。
 25問が終わったら補習ボタンを押す。クリアするまで続ける。分からない単語をやらないと意味がない。

3:ソノヒノキを書き写す。

4:夢織をディクテーションする。音声と文字がセットなので、記憶に残りやすい。
 ライティングで最も効果的なのは英借文である。要は巧い文をパクって書けばいい。
 ごちゃごちゃ自分で和英辞典で引いて書いた英文などまず間違ってるのだから、素直に用例をパクるのがいい。
 用例がなければ作者に請求すればいい。作者は必死こいて作るはずだから。

 用例は辞書よりも小説やニュースがいい。前後関係が分かるもののほうが、どういうシーンで使うか分かりやすい。
 だから夢織を暗記してしまうのがいいと書いた。

これで書きはクリア。

・喋り

1:夢織を朗読する。

2:徹底的に頭の中をアルカで考え、病的なほどに独り言魔になる。
 見えたものをいちいちアルカで独り言する。
 分からない表現はメモっておき、後で調べるか尋ねる。
 朝から寝るまでのすべての表現を独り言で続ける。何度も喋ることで必ず覚える。

3:ネットでセレン相手に音声チャットをする。独り言より会話のほうが脳は活性化する。
 我々は常にこうして母語や英語を覚えてきた。外国語でできない理由はない。
 いまはオフしなくてもできるので、いい時代だ。外人の友達に音声チャットで英語を教えてもらえる時代だ。
 教えてもらうというか、彼らとのゲームとかの会話が、単に勉強になる。それと同じ理屈。

これで喋りもクリア。