夢織2話の初稿で――

sae sed enz fost e far tal lu so vil.

――と書いたところ、Kakis氏から

「未然なので、sed satと思われ。」

――との指摘があった。

そこで考えた。enzは将前相を内包する相副詞だろうかと。
一生懸命やって取れた場合もあれば、一生懸命やって取れなかった場合もある。
そこで、enzは相副詞とは言えない。従って氏の指摘が正しい。

と、ここでふと思った。sed satは「取ろうとして手を伸ばしている最中」であって、まだ取る行為を開始してはいない。準備段階に過ぎない。
このとき紗枝は紐を取ろうとグイグイ引っ張っていることが想像される。
従って、sed ma enzが適切だと気付いた。私は二重に間違えていたわけである。apen。