makは準開始相。kitの代わりに使う。
同じくdaimは準完了相。

makは再開の意味。daimは中断。
「また〜はじめる」と「〜するのをやめる」にあたる。
これらはともに相副詞である。

非単位動詞の場合、開始相はkitなので、makで代用することもできる。
luk mak(歩きなおす)

しかし非単位動詞には終了相はあっても完了相はない。
従って、daimは使えない。

× luk daim(歩き止める)
○ luk took(歩き終える)

× set daim(殺し止める)
○ set onk took(殺し続け終わる=連続殺人を終える)

非単位動詞は非有界動詞なので、目的地となるゴール地点を持たない。
しかしdaimは目的に対する諦めや中断を示す。
そこで非単位動詞と組み合わせることができない。

目的もなかった不定動詞の歩行という行為をストップすることはできるが、断念することはできない。何について断念なのか理解不能である。
一方、定動詞「歩く」を使った駅まで歩いていこうという行為は断念できる。だからdaimが使える。その違いである。