・時点

sa, xi, kalt, alkalt, nod, alnodを使い、過去未来の時点を示す。
点・線・無相、どのアスペクトにも使用可能。非単位動詞にも使用可能。

点:an lukok felka xi armiva(一時間後に学校に着く):一時間後は到着時刻
線:an lukar kacte xi armiva(一時間後に公園を歩いている):一時間後は移動中
無相:an luko felka xi armiva(一時間後に学校に着く):lokukと違いlukoなので、出発から到着をまとめた点的な動作を一時間後に行う。

無相の場合、an luko felka xi armivaは無理がある。現実的に一瞬では移動できない。
そこで無相の場合、瞬間動詞なら使いやすい。
an baog la xi armiva(一時間後に彼を殴る)
一時間後、殴り始めて殴り終えるまでの動作を点的に行う。これなら自然。

非単位:an luk kacte xi armiva(一時間後に公園をぶらぶら歩いている)

・時量

duを使う。

点のアスペクトの場合は、その時点での経過時間を指す。
fis, tyu xampik atolas du ko xelt via(今日でアトラスに来て一カ月くらいだね)

線と非単位の継続には使える。
線:an skines atu du ko fei(一分間ここに座る)
非単位:an vat lu du ko fei(彼を一分間待つ)

点のアスペクトで経過でなく所要時間を表すにはkonを使う。
ここでは時間は道具として登場し、「その動作を〜分間行った」という意味では使わない。
従って鋸を使うなどと同じ感覚で時間を道具として捉えることができる。

具体的には
an lukok atu kon ko fei(一分間使ってその結果到着した=一分で着いた)
an set lu kon ko fei(一分間使って彼を殺す=一分で殺す)
となる。

逆にkonは線や非単位の継続では使わない。
使えないというより、duと事実上同じ意味になるので使わないが正しい。