派生語は規則的に生成できたほうが、負荷が軽い。
派生語には品詞を変えるもの(cloud, cloudy)や、意味を拡張するもの(sugar, sugarless)などがある。

品詞を変える派生


名詞→動詞


1:何もつけないパターン

名:bezn(モップ)
動:bezn(モップがけする)

2:死生動詞を使う

ar bezn(モップをかける)

名詞→形容詞


接尾辞te

esp(雲):espte(曇りの)

形容詞→動詞


接尾辞em。ただし省略するのが通常。
「〜化」という名詞用法にしたい場合はemは省略できない。

kaiem(大きくする)
このemは省略できるが、「巨大化」という名詞用法の場合はemを外せない。

形容詞→名詞


  • it。開音節ではt。

lisit(小ささ)
kait(大きさ)

動詞→名詞


1:動名詞系

el(普通)
ont(自発)
ast(再起)

このうちelは省略するのが通常。eiv(決闘)など。

2:動形名詞

an(主格)
ol(対格)

setan(殺し屋)
setol(被害者)

通常olは省略。

動詞→形容詞


1:動形容詞

an(〜するような)
ol(〜された)

lan kean(行く人)
miik kuiol(食べられたりんご)

olは省略もしうる。

2:te

jikte(滑りやすい)

動詞→形容詞→名詞という合わせ技も可能。
jiktet(滑りやすさ)

意味拡張の派生


daz(接尾辞。〜にふさわしい。trustworthyなどのworthyに相当):setdaz(死に値する)、hakdaz(称賛に値する)
di(接頭辞。〜full):dimiyu(変化に富む)
kalo(接頭辞。〜less):kalomiyu(変化に乏しい)
xa(接頭辞):xagart(有料)
mi(接頭辞):migart(無料)

注)xa,miはdi,kaloと同じく形容詞的に使っている。
 本来garttilなどと言うべきところを、xagartと言っている。
 garttilが煩雑なのと、「母なし」などの意味を表わすときはlaalsiよりもmilaalのほうが理解しやすいため。
 xaは静的な動詞であるため、特別に派生語中では形容詞として使われ、tilに相当する意味を持つ。
 派生語では形容詞的な接頭辞として働くことに注意。