アルカは動詞が中心となり、それぞれの格詞節が支配される。
動詞:格詞という構図以外には、被修飾語:修飾語という構図がある。
覚えることは少ないが、制アルカよりは複雑である。

特に動詞+目的語のイントネーションが難しくなった。
これはいたずらに難しくしたものではなく、喋りやすさなどを考慮して発達したものである。
事実、言語使用に際して生まれたイントネーションである。

原理的には、内容語はアクセントが強く高く、機能語は低く弱い。


1:動詞+目的語

中(siina)→強(dilt)のパターン。
siina dilt(ほうれんそうが好き)

2:動詞+副詞(+目的語)

中(axt)→弱(flen)のパターン。
axt flen(書いて良い)

3:動詞+従属節(=格詞節)

弱(lo)→中(la)のパターン。微かなポーズも置く。
an lo la luna sil(彼が来ると思う)

4:名詞+形容詞

中(fian)→中(ank)のパターン。
fian ank(可愛い女の子)

5:名詞+形容節

中(fian)→弱(le)のパターン。
fian le til oma(犬を飼ってる女の子)

6:前置形容詞+名詞

弱(tu)→中(felka)のパターン。
tu felka(この学校)

7:格詞や接続詞は弱い

a non(私に)
lot tu fia(この世界で)
miik az lisik(リンゴかミカンか)

8:純詞は文頭が強く、文末が弱い

kit(強), an leev ax(まず私は去った方がいい)
la leeves in(弱)(彼女は去ったようだ)

9:人名

1と同じ。
lein(中) yutia(強)


動詞と目的語の繋がりは1〜3の3種類ある。
動詞と目的語の繋がりの強さは、統語的にみて1>2>3である。

この統語的な観点をイントネーションは実に巧く表現している。
最も繋がりの強い1は人名と同じである。名前と名字は極めて繋がりが強い。1は人名と同じなので、繋がりの強さが分かる。

3の場合、目的語は節全体であって、従属節の主語だけではない。
従って、従属節の主語でしかないlaと動詞の繋がりは弱い。
その繋がりを表したイントネーションが3である。

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