理想と現実


人間は理想を持つ。しかし現実は理想に届かない。そこで妥協した現実に甘んじる。
理想が叶えばそれが一番いい。だが、叶わないので、手に入りそうな現実を努力して手に入れる。

例えば、どう頑張っても蒼井優とやれないので、そこらへんの蛍と結婚するなど。
また、どう頑張っても宝くじなんか当たらないし、億馬券も当たらないから、体を痛めて会社で働くなど。

起こる問題は2つ。
1:妥協した現実しか手に入らないので不満
2:妥協してるくせに、案外手に入れるのも維持するのも辛い
この2点が現実の辛さといってもいい。

ほとんどの人間は現実で妥協し、理想を捨てる。理想を見ると辛いからだ。
一部の人間は理想を捨てられない。

すべてはmempoである


延々思ってきたことだが、流石に日本語で書くのもなんなので自重。
人類は2分される。男と女だ。
女の世界には金しかない。男の世界にはmempoしかない。
上位概念を突き詰めていくと、最上位概念が異なる。

化粧品とかアパレルとか商売になるし、昔から今まで通して存在する。
これだけ時代が発展しても女は美貌ばっか考える。
目的はどう言い繕うおうと、良い男ゲットするためだ。
だがそれはponno狙いではなく、金がほしいから。

逆に男の行動はすべてmempoにつながっている。
大体、子どものころスーパーで母親と買い物をしていて、好きな女子に見つかると異様に恥ずかしかったのはなぜだ。
そのとき母親に「たっちゃん」みたいに呼ばれると異様な殺意を覚えたのはなぜだ。

なんで教えられてないのに男子は同じようにそう思うのか。
それは「くすっ、佐藤君ってマザコンなのね→未成熟なオスなのね→あたしのmempoは掘らせないわよ」というメッセージを受信するからだ。
その女子の笑いはオス失格の烙印に等しく、ゆえにムカつく。

餃子屋とフレンチ屋の会計本で、主人公が若い女で、教師役がおっさんなのはなぜだ。
おっさんに下心があるから、若い女なら教えるだけだ。若い男なら邪魔くさいから相手にしない。
おっさんは十中八九若い女に利用されて終わる。どうせやれないのに、でも女にひいきする。
それは「もしかしてやれるかも」という期待があるからだ。相手が男の場合、可能性すらないので邪険にする。
同じく、ガキに優しくするのはシンデレラ計画だし、ブスに優しくするのはブスの友達狙いだし、ババアに優しくするのは「遺産→風俗or彼女ゲット」狙いだからだ。

すべてはmempoである。
あらゆる活動はメスゲットに向けられている。
一生懸命仕事頑張るのも同様。地位→金→mempo!

mempo至上ということは、あらゆる願望の中で最も満たしたいのがmempoということになる。
世の中には色んなジャンルの理想があるが、mempoの理想が最上ということになる。

なお、これは+の理想に限定した話。
人間は−を優先的に回避する性質があるので、健康はmempoを超える。
しかしそれは−からの脱却なので、質が異なる。

dianakl


ということは、理想の少女をゲットすることが、あらゆる理想の中で至上といえる。
当たり前だけど、そう思わないオスもいるだろう。女嫌いもいるしね。女より飯が好きってやつもいるだろうし。
ただ、飯って自分の存在を必要としたり肯定してくれないので、自己実現の段階まで行かないんだよな。
人間の欲求って高次になるほど他者の存在が必要になるので、至上の欲求において女が飯に劣ることは通常ないと思うが。

ともあれ、理想の少女を至上の欲求とすると、どうなるか。
それはもうピグマリオンやadikの世界になる。今でいうなら脳内彼女か。

俺は生粋の我儘で理想主義だから、どうでもいい現実より叶わない理想を追う方が好きだ。
彼女も嫁もそこそこ可愛かったが、満足はできなかったことになる。

で、人類というのは、ちょびっつの「ちぃ」みたいに、理想を現実化させることに力を注いだ方が良いと思うんだ。
人類にあと必要なのは、脳内彼女製造機と何にでも効く薬だと思うんだな。
まずその薬で俺の沸いた脳を治し――(ry

俺は生粋の経験主義でもあるため、客観より主観を重視している。
つまり、蜃気楼は本人が見えている限り、間違いなく視覚的には存在するという考えだ。
もし蜃気楼に匂いもタッチもあったら、それは現実と何が違うというのだ?

そこでこう思う。
ヴァーチャルを五感に対応させれば、そこに実体があってもなくても同じなのではないか。
つまり、自分にとって彼女を感じられれば、彼女が現実に存在しなくても、問題ないのだ。

ということをだね、小学くらいのときに考えたわけで。
その後中学でクリスクロスを見て、ハマったわけだ。当然といえるな。

幻の知覚、すなわちdianaklを開発することが重要ではないか。
現在、視覚と聴覚は比較的よくできている。あとは匂いとタッチだ。

diamempo


大体彼女に理想を求めたとき、若い人間の考えることなんて一致している。
要するに――

1:自分だけ都合よく愛してくれる。
2:可愛い。
3:セックスを拒まない。むしろ積極的。だけど恥じらう。
4:何があっても裏切らない。

――だろ?w
実際付き合った女が常に3/4は満たしていた俺は果報者だと思うが、でも4/4というのに会ったことがない。
当たり前だ、そんなの現実に存在しないもんな。だから理想なんだし。

ところで、脳内彼女でも彼女でも、ふだん何のために存在するのかっていったら、基本的にはiteとesseだろう。
そりゃそうだろう。買い物付き合ったりとか楽しくないし。映画も一人で見た方が気楽だし。旅行も女の足に合わせるとイラつくし。
ってゆうかですね、俺は人ゴミ嫌いなので、esseだけでいいわけですよ。

そう考えると、脳内彼女って言っても要はmempoさえあればいいんだよな。
そこで、dianaklの機能でまずdiamempo機能を作るというのはどうだろう。

vormというのはmivlに似た感触のものを再現したものだそうだが、まぁ実際肉を使うわけではないので、やっぱ別物の感触なんだろう。
有機体であるmivlをゴム(シリコン?)で再現するのは無理があるはずだ。

しかしdianaklを使えば、それも解消できる。
実物で似たものを探すより、要はponnoをmempoに入れた際の電気信号を送ってやればよいのだ。
電子触覚とでも言えば良いのか。入れた際の圧力や感触を電子的に再現し、その電気信号を脳に送ればいい。
結局脳が電気信号を感じ取って「あぁ今入れてるわ」と理解するわけだから、同じ電気信号を与えればいい。
そうすれば実体なんぞなくてもよい。
つまるところ脳内彼女に求める仕事のほとんどは性奴隷なのだから、そこが最初の開発目標だろう。

これを中学で考えてから何度か周りに言っているのだが、蛍もリディアも理解してくれなかった。
(それを言うなよというツッコミは受け付けないw)

そして結論へ


だが、vorm人形を作りだしたアルバザード人が、diamempoを開発しないことがあるだろうか。
アルバザード人というのは極端な人種で、活動的で攻撃性が強く、性欲も強く、即物的で、そのくせ理想主義だ。
ようするに俺やリディアのコピーみたいな人たちだ。

男中心の社会であるアルバザードで、diamempoが開発されないなんてことがあるだろうか。
これをリディアに問うているのだが、文化的な回答は次の通り。
「アルバザードはインプレンで少女を安く買えるので、開発の需要がない」
これに対する俺の反論は、「インプレンでは理想の少女は売っていない」。
だが、リディアは「その場合でもvormがあるので必要なし」と譲らない。
しかしvormは実体だから、製造費がかなりかかる。資源的に。diamempoなら電気信号なので経費がずっと安い。
アルバザード人ならこういうものを作っただろうという想定が確からしいならば、diamempoはアンティスに当然組み込むべきだ。

そして恐らくmempoの後に胸ができて、背中などができていくはずだ。背中がないと抱けないので。
最終的に、「実体は持たないが、全身を感じられる電子データ」ができるはずだ。
つまり、実体はないが主観的には存在を感じられる脳内彼女が開発できるはずだ。
これをあのアルバザード人が本当に開発しないものだろうか?