10代のころ、人工言語は「自然言語の持つ愚かしい非論理性を排他した知的な存在」という風に考えていた。
しかし、文化を作ったせいもあるが、どうも考えが変わってきた。
しかし、文化を作ったせいもあるが、どうも考えが変わってきた。
実は論理的に正しい世界を作るのは、大して難しいことではない。
法則に従って体系的に作ればいいので、実は作業量が少ない。
むしろ大変なのは、「本当は〜が正しいが、アルバザード人は〜のように誤解している」というような「誤解の文化」を付けてやることである。
法則に従って体系的に作ればいいので、実は作業量が少ない。
むしろ大変なのは、「本当は〜が正しいが、アルバザード人は〜のように誤解している」というような「誤解の文化」を付けてやることである。
リアリティある世界を考えていくと、当然そこにいる人々は間違いを犯す。人間だもの。
というわけで、いかに彼らが間違ったものを信じているかも作らねばならない。
というわけで、いかに彼らが間違ったものを信じているかも作らねばならない。
まず最初にきちんと福笑いを並べてから、「さぁ、如何にちょいブスにしようかw」というのが、つまるところ人工文化なのだ。
(ほら、みんな顔が蒼井優だったら、そんな世界リアリティ無いじゃないですか。天国だけど)
(ほら、みんな顔が蒼井優だったら、そんな世界リアリティ無いじゃないですか。天国だけど)
特に化学のような学問では、民衆の誤解は多い。難しい分野だから。
例えばxiimの[文化]にこうある。
例えばxiimの[文化]にこうある。
アルバザードではxiimというと、ショ糖、果糖、麦芽等を指し、ブドウ糖、デンプン、セルロース、その他キシリトールのような糖アルコールは含まない。
要するに、紅茶に入れる砂糖やケーキの砂糖など、お菓子や嗜好品が持っている昔ながらの甘味料をxiimと呼ぶのだと思い込んでいる。
要するに、紅茶に入れる砂糖やケーキの砂糖など、お菓子や嗜好品が持っている昔ながらの甘味料をxiimと呼ぶのだと思い込んでいる。
こういう意図的な間違いを入れることで、リアリティは増す。
当然、作業量は増える。
だから表題のとおり、正しくない世界を作るのは正しい世界を作るよりもっと大変なのである。
当然、作業量は増える。
だから表題のとおり、正しくない世界を作るのは正しい世界を作るよりもっと大変なのである。