以下によく使う格詞を挙げる。
sol:主格
動作主格を表す。通常は省略されるが、倒置や強調の際には復活する。
yul lu sol an siina(彼のことが私は好きだ)
動作主格を表す。通常は省略されるが、倒置や強調の際には復活する。
yul lu sol an siina(彼のことが私は好きだ)
yul:対格
対象を表す。通常は省略されるが、倒置や強調の際には復活する。
用例は同上
対象を表す。通常は省略されるが、倒置や強調の際には復活する。
用例は同上
a(l):与格、終点格:
母音で始まる語の前に付くと、alになる。
1:物や行為を受け取る者を表す。
an fitat lei a la(彼に本をあげた)
1:物や行為を受け取る者を表す。
an fitat lei a la(彼に本をあげた)
2:移動の着点を表す。
an lukat al ate(店まで歩いた)
an lukat al ate(店まで歩いた)
3:時間の終点を表わす。
an axtat lei a durne(私は夜まで本を書いた)
an axtat lei a durne(私は夜まで本を書いた)
i(t):奪格、起点格
:母音で始まる語の前に付くと、itになる。
a の反対。「〜から」。
an taf lei i kib(棚から本を取る)
an luna it arbaazrd(私はアルバザードから来ました)
a の反対。「〜から」。
an taf lei i kib(棚から本を取る)
an luna it arbaazrd(私はアルバザードから来ました)
ol:場合格:〜の場合に
「もし」に当たる格詞だが、接続詞でない点に注意。
an ke sil ol la ke van(彼が行くなら私も行こう)
「もし」に当たる格詞だが、接続詞でない点に注意。
an ke sil ol la ke van(彼が行くなら私も行こう)
hot(唯一)を付けることによって「〜のときに限り〜する」という意味を表す。
an ke sil ol hot la ke van(彼が行くときだけ私も行こう=彼が行かないなら私も行かない)
an ke sil ol hot la ke van(彼が行くときだけ私も行こう=彼が行かないなら私も行かない)
ka:場所格
場所を表す。言語学的にはふつう処格と呼ばれるもの。
la miksator ka ra(彼は家で歌っていた)
場所を表す。言語学的にはふつう処格と呼ばれるもの。
la miksator ka ra(彼は家で歌っていた)
im:時格
時点を表す。英語のwhen やat などに当たるが、when と訳すときでも接続詞にならない点に注意。
la inator teik im an ke(私が行ったとき、彼はテレビを見ていた)
時点を表す。英語のwhen やat などに当たるが、when と訳すときでも接続詞にならない点に注意。
la inator teik im an ke(私が行ったとき、彼はテレビを見ていた)
kon:具格/ vid:不具格
行為に伴う道具を表す/道具を使わなかったことを表す。
kilat kon(vid) diol(のこぎりで切った/のこぎりを使わないで切った)
行為に伴う道具を表す/道具を使わなかったことを表す。
kilat kon(vid) diol(のこぎりで切った/のこぎりを使わないで切った)
ok:随伴格/xed:不随伴格
行為を行う主体的な仲間を表す/仲間がいないことを表す。
ket ok(xed) la(彼と一緒に行った/彼と一緒でなく行った)
行為を行う主体的な仲間を表す/仲間がいないことを表す。
ket ok(xed) la(彼と一緒に行った/彼と一緒でなく行った)