エスティア、ベルティア、ラズディア、メルディア、キルティア、アルマティア、カルテール、ガルテア、フレスティルの地域。
悪魔テームスに守られた国。
ヴァステでソームがアトラスにやってきた際、エルトの本拠地ヒュートとサールの本拠地ヴェマを見張れるように、最初はアルタに陣取った。
しかし、アルタだと両者から挟撃されるため、南下して位置をずらした。これが魔方に当たる。

ヴァステが終わって悪魔は封印されたが、カコで復活する。そのとき悪魔は魔方にふたたび陣を張った。
悪魔に抵抗した召喚士たちは殺されたが、悪魔は無抵抗の人間には手を出さなかった。
占領後も悪魔は敗戦側を奴隷扱いすることなく、農耕の手伝いをしたり山を崩したりと、人間の手伝いをした。そして人間から「力なき者」が生み出した技術を学び、共存した。
悪魔たちは「ユーマの一族と神を滅ぼし、悪魔が世界の歪みでなくなったら、魔方の人々を悪魔族として迎えるので一緒に暮らそう」と約束し、魔方人はこれを受け入れた。

カコでテームスが封印されると、メティオからの支配が強くなった。
人間は人間を奴隷にする。豊かなメティオ人は魔方人を搾取した。そのため魔方人はメティオ人の支配から逃れようとした。
その結果、セルメルでイムル20年にテティアが生まれる。

イムル1584年、悪魔メルティアはメルディア人の少女アルヴァノに出会い、恋に落ちる。
そして1588年にメル=ケートイアが生まれる。メルは幼少期アルヴァノスに渡るが、2歳でケートイアのケートに移住。4歳の終わりか5歳でセレンらと出会う。

アルディア後、アルティルでアルティス教が起こると、ヴァルテス派がこの地で起こる。
国民の大半はヴァルテである。

文化的に周りと隔絶しているため、言語も独自の発展を遂げた。
明るく陽気でうるさいというイメージがある。

魔方語のアクセント体系など、根幹部分は悪魔がヴァステで作ったもの。
魔方人はもともと南方語を話していたが、カコ以降は悪魔の言語を取り入れ、以下のような体系を持つようになった。

なお、悪魔はたいてい西方語も話せるので、メルティアは紫苑に西方語で話していた。
シェルテスはドスが効くので魔方語のほうが似合うだろう。

仕組み


・アクセント

最後の音節にアクセントを振る。
amaLIS, harDIAN, seRENなど。

アクセントのある音節は長く発音される。
アマリース、アルタレース、アトラースなど。

最後がCVなら、その前にアクセント。
verginaはverGIna(ヴェゥギーナ)。

・音素

rをwで発音する。ridiaは「ウィディーア」。
音節末に来るときは英語のdark Lに近くなる。ardesは「アゥデース」。

アクセントのあるl,rはcになる。serenは「セルレーン」。

・語彙

悪魔が悪い意味と結び付けられない。語が少しずつ異なっている。
また、kalzasは「卑怯者」を意味し、tiknoは「敵ながら天晴な者」を意味する。

実例


fremaZER フウェマゼール
verGIna ヴェゥギーナ
melTIA メルティーア
arTEA アゥテーア

http://cid-dd6eff55a81cbf67.skydrive.live.com/self.aspx/arka/lins.mp3