先日、幼馴染が「国内の労働環境どうにかする前に輸出業を守らないと」と言っていて呆れた。
輸出はマクロな視点で見ると危険だ。輸出で笑うのは一般の国民ではない。限られた上の連中だけだ。
では、なぜそうなるか?
輸出はマクロな視点で見ると危険だ。輸出で笑うのは一般の国民ではない。限られた上の連中だけだ。
では、なぜそうなるか?
ふつう企業は競争するので、安く良いものを売ろうとするわけだ。
しかし材料は削れないので人件費を削ることになる。
しかし材料は削れないので人件費を削ることになる。
だが、人件費っていうのは国民の給料だよな?
国民の給料が下がれば、いくら物を作っても誰も買わなくなる。
それは困るので、内需ばかりの国だとある程度給料を下げ合わないよう抑制が働く。
国民の給料が下がれば、いくら物を作っても誰も買わなくなる。
それは困るので、内需ばかりの国だとある程度給料を下げ合わないよう抑制が働く。
ところが外人が買ってくれるとわかりゃ、国内のことなど知ったことではない。
いかに人件費を安くするかの競争になる。派遣を奴隷化し、それでもダメなら中国に工場を建てる。
いかに人件費を安くするかの競争になる。派遣を奴隷化し、それでもダメなら中国に工場を建てる。
そのうち少子化が進んで賃金がもっと下がれば、今度は移民を求めるようになる。移民を日本に持ってきてこき使ったほうがかえって安くなる。(今現在はまだ高い)
そうなると日本人には雇用がなくなるが、それでも輸出屋は知ったことではない。円安になって海外で売れればトヨタはアッヒャー!!なわけだ。
結局経営者サイドのみが勝ち、格差が広がる。今でさえ広いのに、もっと広がる。
もっとも、今はここまでなっていない。日本人がまだ輸出業の車を国内で買うからだ。
そうなると日本人には雇用がなくなるが、それでも輸出屋は知ったことではない。円安になって海外で売れればトヨタはアッヒャー!!なわけだ。
結局経営者サイドのみが勝ち、格差が広がる。今でさえ広いのに、もっと広がる。
もっとも、今はここまでなっていない。日本人がまだ輸出業の車を国内で買うからだ。
これがもし内需だけで回る経済なら、やはり景気は悪くはなるものの、ここまで悪化はしない。従業員も一歩外に出ればお客様だからだ。
現在の日本はまだ一応内需がある程度存在している。が、輸出傾向が強まったら笑うのは輸出にべったりな上の連中だけだ。
現在の日本はまだ一応内需がある程度存在している。が、輸出傾向が強まったら笑うのは輸出にべったりな上の連中だけだ。
だから、この恐慌と円高を活かしてバンバン輸出には潰れてほしいわけだ。
もっと内需に眼を向けろ。向けないのはそのほうが今のお上にとって都合が良いからだ。
もっと内需に眼を向けろ。向けないのはそのほうが今のお上にとって都合が良いからだ。