『日英語の比較』相澤一美「日本人のための英単語学習法」

p72に人工言語の学習に使えそうな記述がある。
要約する。

単語の記憶は、
1:単語を「記銘」して、
2:覚えたことを「保持」して、
3:必要なときに「想起」できるようにする必要があるそうだ。

記銘には何度も口に出したり書くのがいいという。
どうもこれは幻字の覚え方や、音声教材を使った単語帳レベル○の覚え方に似ている。

保持は復習のサイクルを短くするのがいいという。

想起は覚えたときの例文や単語の使用された場面を思い出すと強化されるという。
これを踏まえると、ちえ単は理想的であるといえる。
例文があり、しかもその例文を絵にしているので、例文を思い出すための場面も付いているためである。

まとめ(アルカに転用した場合)
音声教材を頻繁に聞いて口で真似ることで効率よく記銘できる。
何度も音声を聞くことで保持もできる。
ちえ単を使うことで強力に想起できる。

●余禄

私の経験では、音声を聞いて例文をまるまる紙に書き写すディクテーションも効果がある。
私の場合はこれが一番効果的だった。

英検1級の1次に単語の問題があるのだが、2カ月程度の学習ですべて覚えた。
その方法は、買った本についていたCDをまるまるCD1枚分書き取ったというものである。

従って、ディクテーションもここに加えたい。
夢織のディクテーションなどをすると相当効果的だろう。