人工言語においてことわざは後回しにされがちだが、避けて通れるものではない。
しかし自言語のことわざの体系を作るにはどうすればいいのか分からない。
そのことがネックで手を出せないという人もいるだろう。
しかし自言語のことわざの体系を作るにはどうすればいいのか分からない。
そのことがネックで手を出せないという人もいるだろう。
こんな記事を見つけた。自言語のことわざの体系を作るのに役立つと思われる。
『日英語の比較』武田勝昭「日英ことわざの表現法の比較」
『日英語の比較』武田勝昭「日英ことわざの表現法の比較」
日英語のことわざを
1:頭韻・脚韻の起こる比率(例えばPractice makes Perfectは頭韻としてカウント)
2:単文・重文・複文での偏りの調査(例えば「早起きは三文の得」は単文としてカウント)
3:比喩の傾向。メタファー・メトニミー・シネクドキーを含む頻度の調査(例えば言わぬが花はメタファーとしてカウント)
1:頭韻・脚韻の起こる比率(例えばPractice makes Perfectは頭韻としてカウント)
2:単文・重文・複文での偏りの調査(例えば「早起きは三文の得」は単文としてカウント)
3:比喩の傾向。メタファー・メトニミー・シネクドキーを含む頻度の調査(例えば言わぬが花はメタファーとしてカウント)
――という観点で分析し、その比率を日英で比べている。
その結果、押韻が英語に多いということ以外は顕著な差が見られなかったとある。
その結果、押韻が英語に多いということ以外は顕著な差が見られなかったとある。
一般に英語と日本語の言語構造上の距離は遠い。
これらの言語でことわざの体系が共通しているということは、
高い確率で自言語のことわざの体系も日英語、すなわち自然言語に合わせてよいということになる。
慎重な人は同じ観点で中国語なども調べるといいだろう。
これらの言語でことわざの体系が共通しているということは、
高い確率で自言語のことわざの体系も日英語、すなわち自然言語に合わせてよいということになる。
慎重な人は同じ観点で中国語なども調べるといいだろう。
面白いのは押韻は英語に多いということだ。
これはもともと英語が押韻を好むところから来るのだろう。
これはもともと英語が押韻を好むところから来るのだろう。