「スローンとマクヘールの謎の物語」

というDSのソフトを買ったのだけど、これが中々面白い。
ものすごく短い推理ゲームだ。

例えばこんな問題。
「ある女の人が会社に行くのにバスを使っている。
 毎朝、会社から200mのところで彼女はバスを降りる。
 ところが会社の100m手前にもバス停はある。
 なぜそちらを使わないのだろう?」

――というようなもの。
カッコ内の文章で気になるところがあれば、タッチする。
するとそのワードについて質問できる。
会社に触れれば会社について選択肢式で質問できる。

質問をすることでヒントが得られ、答えが見えてくる。
分かれば解答をし、正解を導く。

ところが、少し難点がある。
ほとんどの問題が別に質問しなくても問題文を見て分かってしまうという点だ。

さて、こういう短い推理物は、小学生のころから好んでいた。
当時親は私に漫画を読ませまいと、文字だけの本なら買ってやると条件を出した。
昔はネットもなく、ファミコンも高くて買えないから、娯楽なんてあまりない。

そこで渋々小説を読むことにしたが、当時はラノベすらロクにない。
ミステリーを選んだが、赤川次郎全盛の時代で、あまり好きではなかった。
そんな自分が選んだのが「探偵推理物」で、見開き2pで1問になっているような本だ。500円くらいで、当時はよく本屋にあった。
これも小5の読むものではないが、今考えるとこのころ読みまくったおかげでこのDSソフトの問題が簡単に解けるのかもしれない。

面白いので今昔の資料を集めてアルカにし、HPで短い推理物のクイズでも作ろうと思う。