地図が具体化したことで、リディアは「国境線が歴史的に不変」という考えを変えたようだ。
国境が変わらないのは単に異世界の歴史を作りこみたくない怠惰から来ている。
リアルに世界を作れば国境が変わらないなんてありえない。
これでまともな歴史を作る土壌ができた。

アデュの報いなどは設定を多少変更せねばならない。
また、創世の魔法も同様に。
同時にリディアは歴史の作り直しに入るようだ。

彼女一人だと荷が重いと最近感じるので、自分も手伝ってやっていくつもり。
そうそう、最近アルカは言語としてほとんど変化がないから、アルティス関連でもしないとやることがない。

これをきっかけにセレンがアルティスに大きく介入することになると、事情が変わるかもしれない。
そもそもセレンは資本主義でないミロク経済がどこまで現実的かということについて懐疑的だ。
皆が道徳的で善意あふれ貧困がない世界や、高官が調子に乗らないとかコネを使わないとか奢らないで喜捨する世界など、ありえるとは思えない。
ミロク革命後の社会は国による善意の押し売りで成り立っているが、精神的なものだけで世界一の軍事力と経済力を保てるものか。
女子の発想は柔らかいが、男子はそのように考えないということだ。