私が属している人工言語屋の集まりです。15人くらいの集まりで、うち数人はネットでアルカを使っている唯一の集団です。ほとんどは日本人です。
 リーダーは不在で、メンバーも自分がこれに属しているという意識が濃い人から薄い人までまちまちです。
 そりゃそうです。別にハッキリ入団手続きなんて設けてない、ただの愛好家の集まりですから。

 主な性質は、「国際語を普及不可能と考えた上で、人工言語にほかの意味を見出そうとしている」「エスペラント崇拝者でない」「人工言語を芸術言語などとして捉えている」「人工言語を学問として捉えている」「新生人工言語論の元読者」「人工言語憩いの場に登場する」などです。
 主なメンバーは、「アルカ系がセレン、Kakis、niasら」で、「人工言語コミュニティ系がクロ、み(引退)ら」で、「語ヲタ系が魚楠ら」で、さらにそれぞれの人工言語の作者が各々の系統を保持しています。
 アシェットと異なり、ひとつの言語や趣向で結ばれていないのが特徴です。

 これを読んでいるあなたは、自覚はないでしょうが、既にこのdilettanteのメンバーの候補です。
 人数も少なく親切な人が多いので、憩いの場などに積極的に参加してください。
 みなさん、趣味や遊びくらいにしか考えていないので、気楽でOKです。

 ただ、僕はdilettanteがもっと広がって、日本や韓国だけでなくさまざまな地域に広がればいいと思っています。なにせ僕らのやってるのは人工言語ですからねぇ。広いほうが楽しいし、勉強できる。
 でも、海外に出る前に、まだ国内で知名度と人数を集める必要があります。
 首尾よくいけば、サイトを英語化し、国際化を計ろうと考えています。見果てぬ夢ですが。

 なお、ディレッタントというのは私の勝手につけた名前で、まだ通用名として認められていないようです。
 1733年初出の単語で、しろうとの芸術愛好家という意味ですので、非常にぴったりだと思います。
 語源はdelightで、喜びから来ています。道楽という意味にもなる点で、この役に立たない人工言語界を皮肉にも巧く表現していると思います。