<カコ中期>
yuuma 6808、アゼリア、ルティアと同盟を結び、ルカリアへの圧力をかける。
yuuma 6809、ルカリアにてドゥルガへの帰属運動が起こる。レスティルの属国化は拒絶するものの、今は西で争っている場合ではないと考える人々がドゥルガへの帰属を唱えた。
yuuma 6813、アゼリア、ルカリアと同盟を結ぶ。
yuuma 6817、ルティアから大魔導師yuklesiaがアゼリアに招聘される。引き換えにレスティルはルカリアに経済的援助を行う。
yuuma 6822、ユクレシア、lyuux研究所をレスティリア城郊外に置き、宮廷魔導師の養成を行う。
yuuma 6835、レスティルでダイズアイライが大発生。被害は甚大を極めた。
yuuma 6837、レスティル全土でダイズアイライが猛威を振るう。
yuuma 6838、ディオマンテ、アンペルに侵攻。
yuuma 6839、ユクレシアがダイズアイライの二次感染が魔族aldilikやarvainによる疫病と類似していることに気付き、dizia(病原菌)の存在を仮説として立てる。
diziaの駆除は清潔にすることであると説き、実証のため、比較的人口が少なくかつ症状の出ていた地方都市アルシアに出張する。
yuuma 6841、ユクレシア、アルシアでのダイズアイライの駆除に成功。同時に病気の感染も減らし、dizia理論が正しいことを証明する。
ここから、実験をさらに実証するため、ユクレシアは地方都市へ次々と行き、ダイズアイライの駆除を行う。
yuuma 6844、ユクレシア、地方都市のダイズアイライを駆除しおえる。首都レスティリアはなまじ人口が多いため、駆除が困難であった。
yuuma 6845、アゼリア、レスティリアからアルナに遷都。レスティリアは封じられ、嘆きの壁という巨大なバリケードで囲われた。感染が酷いものは見捨てられ、嘆きの壁の内側に打ち捨てられ、火が放たれた。レスティリアは廃墟と化した。
この「嘆きの焔」事件に対し、国民の怒りがあらわとなり、アゼリアの退陣が叫ばれるようになる。
yuuma 6846、反アゼリア派が新首都アルナで暴動を開始。
yuuma 6847、アンペルが陥落。アゼリアはさらに名声を失い、窮地に立たされる。
yuuma 6850、レスティル全土で反アゼリア運動が盛んとなる。
yuuma 6852、アゼリア、国民の反感を反映し、息子andantが100歳になったのを契機とし、退陣。慣例により、王は100歳以上であることが望ましいため。
ただし未熟なandantには任せられないため、アゼリアは関白となった。
yuuma 6856、ユクレシアは地方都市遠征の際に、病人を看護するための施設を設けたが、この病院はユクレシアが旅をしている間はユクレシアの弟子たちによって運営されていた。
ダイズアイライの脅威が去った後は病院として使われており、ユクレシアの弟子によってamitiなどの魔法が使われたり、清潔な環境での入院治療が行われたりしていた。また、弟子らは患者への生活指導や衛生指導を行っていた。
弟子というのはもともとlyuux研究所の研究員で、嘆きの焔以降はアルナ郊外に研究所が建っていた。
時間が空いたときは弟子たちは魔法の研究をしており、特にユクレシアが最初に行ったアルシアには彼の右腕がこぞって付いていったため、非常に優秀な弟子が集まっていた。
この年、弟子たちは病院の隣にlyusia研究所を建て、lyuuxの姉妹校とし、魔法の研究に専念した。
yuuma 6859、ディオマンテ、トウトウに侵攻。
yuuma 6860、遅れてルティアでダイズアイライが発生。
yuuma 6861、ユクレシアはルティアに帰国する。lyuuxの所長は弟子のivlesが就任した。
yuuma 6865、地方都市で続々とlyusia研究所の姉妹校が生まれる。
yuuma 6867、イヴレスが各lyusiaに年次ごとの研究の成果のまとめを提出するように命じる。しかし各lyusiaは自分の研究所の成果が奪われることを心配し、中央集権的なイヴレスのやり方を嫌った。
yuuma 6868、トウトウが陥落。
yuuma 6870、イヴレスはアンダントを抱き込み、指示に従わないlyusiaには研究費の援助を行わないと脅迫する。
これに対し、各lyusiaが徒党を組んで反発。lyusiaはレスティル全土に11箇所あり、各研究所の所長が共同でアルシアにvelmare研究所を設立。
各所長は一季節に一度ずつvelmareに集まり、各々の研究所の成果を述べ合った。
このときの所長はいずれもユクレシアが初期に教えを授けた同期で、苦楽を共にした仲間であり、個人的に非常に仲が良かった。
lyuuxには見せたくない内容でもお互い目の前でということなら腹を割るという間柄であった。
yuuma 6875、アンダント、トウトウに侵攻。
yuuma 6880、ディオマンテが戦死。イクスタンが即位。
yuuma 6881、はじめは季節ごとに訪れて研究発表をしていた所長たちだったが、そのうち自分たちの研究所よりもここで仲間と研究しているほうがはかどると感じ、velmareで暮らすことに決める。
velmareは手狭だったため、アルシアのlyusiaとvelmareをいちど壊し、yusifel研究所を設立。これにより国内には10のlyusiaと1のlyuuxができた。
所長ら11人はyusifer(アルシアの11魔将)を名乗り、首都アルナではalsiaの名で親しまれるようになる。
yuuma 6883、トウトウが陥落。
yuuma 6884、lyuux研究所のイヴレスが心労で自殺し、衝撃が走る。
yuuma 6885、ルティアからユクレシアが帰国。lyuux研究所を病院として建て直し、院長に元副長のixiriusを選定。
同秋、ユクレシアはユシフェルに招かれ、名誉所長に就任。
yuuma 6894、リーゼルで大麦が大暴落。先物取引をしていたルティア人の富裕層が一斉に先物証券を投売り。これにより同富裕層の投機家が大打撃を受け、ルティア経済は恐慌に陥る。
yuuma 6895、ルティアでデフレが発生。
yuuma 6902、ルティア経済が急激なインフレに転換。レスティルは経済的援助を行うが、効果は薄かった。
yuuma 6904、ユクレシアが本国に呼び戻され、ユシフェルの運営は11魔将の共同統治となった。
yuuma 6905、アンダント、アンペルに侵攻。ユシフェル研究所にも徴兵令が達する。しかし研究所は病人の看護と研究を理由に従軍を拒否。国王とユシフェルの間に対立が生じる。
yuuma 6907、ユシフェル、アルシアを独立国家と宣言。国王と真っ向から対立し、レスティルから独立。
yuuma 6912、アンペルが陥落。
yuuma 6920、アンペル戦から体勢を立て直したアンダントはアルシアに侵攻。
yuuma 6924、ユシフェール(アルシアの11魔将)の魔力は凄まじく、レスティル軍ではまったく歯が立たなかった。あまりの強さにアンダントは戦慄。
前線でアンダントは捕虜となるも、拘置先の研究所で厚遇され、そのまま解放される。
その後逆に攻め込まれるものと覚悟したアンダントであったが、ユシフェールの要求は奇妙なものであった。
同冬、ユシフェールは「レスティルがアルシアの独立を認め、自分達が研究に勤しめる静かな環境を提供してくれれば、それ以外には何も要求しない」と述べた。
ユシフェールは戦禍の復讐も行わなければ、レスティルの侵攻へもしないと約束した。
このあまりに控え目な要求に王は混乱した。武人である王は生粋の学者の心理が理解できなかったのである。
アンダントは是非もなく要求を受け入れ、アルシアを独立させた。こうして人口30万人の小さな国家アルシアが誕生した。
yuuma 6934、アンダント、旧アルティリア系・旧神商会系貴族xigiusの娘xilfiaを娶る。
yuuma 6947、アンダント、ツェリンに侵攻。
yuuma 6955、アンダント撤退。
yuuma 6958、イクスタン、旧アルティリア系・旧エスピール系貴族luksantの娘lukletiaを娶る。
yuuma 6967、アンダント、シルフィアとの間に息子iifaを授かる。
yuuma 6968、度重なる戦役にメティオ国民(=当時のアンペル人)の暴動が発生。
前年にイーファができたことにより、アリスカンテ内で旧アルティリアの厚遇が予見されたことも暴動の大きな原因となった。
メティオ人は主に旧イクサンテで、戦地に近いことから戦役も多い。にもかかわらずイーファの誕生により旧イクサンテの冷遇が予見されたための暴動であった。
yuuma 6970、アンダント、アンペルの暴動を押さえつける。
同、イクスタン、ルクレティアとの間に娘cuukiiteを授かる。西の暴動を見ていたイクスタンはこの年、旧イクサンテ系貴族のメティオ人kalmanの娘toristeを第二夫人として娶る。
yuuma 6971、アンペルの暴動は激化。イクスタンの援助を受け、アンペルが東につく。
yuuma 6972、旧スカルディア圏にも暴動が広まる。
yuuma 6974、アンダント、旧イクサンテ系貴族のアルシェリア人kreptiaを第二夫人として娶る。クレプティアは人種的にはシフェルだったため、マレットの多いイクサンテの完全な理解は得られなかったものの、暴動は一時沈静化。
yuuma 6980、アンダント、クレプティアとの間に息子haaneを授かる。暴動が治まりを見せる。代わってレスティル宮中はイーファ派とハーネ派に分かれる。
yuuma 6984、イクスタン、トリステとの間に息子uloを授かる。強力な魔力を持って生まれたウロに王は喜び、旧アルティリアの高官たちは暗殺を企てる。
yuuma 6993、イクスタン、トウトウに侵攻。
yuuma 6994、旧アルティリア高官yamer、イクスタンがウロのもとを離れたのを機に、10歳のウロを暗殺。しかしわずか10歳のウロに返り討ちにあう。
翌日、ウロはヤメール派を洗い出し、城門前でヤメール派及びその家族を引き回した上虐殺。
高官の拷問は法律で禁止されており、斬首か絞首刑が量刑によって選ばれたが、ウロは拷問の末に凄惨な処刑を行った。
同月、ウロに対する国民の暴動が起こる。10歳のウロは主導者anzenを単身本拠地に乗り込んで捕らえ、城門前で高官らと同じように処刑。anzen一派も処刑され、ウロの恐怖政治に国民は静まり返った。
yuuma 6995、ウロの暴挙を聞いた王軍がトウトウから急遽引き返してくる。イクスタンは治世に戻り、ウロは懲罰館への軟禁が決まる。
yuuma 7002、lyuux病院の院長ixiriusは増え続ける患者を減らすため、あらゆる魔法を跳ね返す魔法イシリウスを開発。宮中の魔導師に実演し、たちまち評判となる。
アンダントはイシリウス講座を開設し、これを教えることのできる魔導師の育成を開始した。
yuuma 7004、アゼリア崩御。
yuuma 7008、教官の準備が整い、各lyusiaに配属させ、イシリウスの使える魔導師の育成を開始。
yuuma 7014、アンダント、イシリウス部隊を編成。トウトウに配置。
yuuma 7021、アンダント、アンペルに侵攻。
yuuma 7023、イシリウス部隊の戦力は絶大で、たちまちアンペルは陥落。
yuuma 7024、イクスタン、アンペル戦の生き残りからイシリウスの情報を得、イシリウスの開発に望む。
yuuma 7026、イクスタン、ヴェマにardegant研究所を設立。イシリウスの研究に当たる。
yuuma 7035、アンダント、ツェリンに侵攻。
yuuma 7038、ルクレティアが捕虜となる。旧アルティリア派から救助の請願がイクスタンの元に集まる。
yuuma 7039、ルーキーテ、母が捕らえられているルークスに隠密に飛ぶ。
ルークスの歓楽街で飲み歩いていたイーファが、飲むと運転したくなる困った性格で飛竜に乗って遊びまわっていたところ、歓楽街から離れた幽閉館横の飛竜小屋でルーキーーテを発見。
たちどころに一目ぼれしたが、ルーキーテは顔を見られたと思って焦って逃げる。
yuuma 7040、ツェリン陥落。イクスタンは焦りだす。
yuuma 7044、ardegantはいまだイシリウスを作れないまま、結局ウロがイシリウスを独自に開発。
軟禁を解けばイシリウスを与えるとの条件で父イクスタンと交渉。
イクスタンはウロの軟禁を取った。
yuuma 7045、イクスタンはツェリンに再度侵攻を試みたが、アンダントがルクレティアをカードに、侵攻しないよう脅迫する。
国民の絶大な支持を受けるルクレティアを見殺しにするわけにはいかず、アンダントは侵攻を取りやめた。
同冬、ウロは単身ルークスに潜伏。幽閉館に忍び込むと、ルクレティアを刺し殺し、看守を気絶させ、刃物を持たせた。
翌日、ルクレティア暗殺の報がレスティルを駆け巡る。
同月、暗殺の報がヴィーネに届く。レスティルは看守ごときがルクレティアを暗殺するのは物理的に不可能と主張。
この主張がかえって「力のあるレスティル宮中の誰かによって暗殺され、その罪を看守が着せられた事件」という考えをヴィーネに与えた。
一方レスティルでは旧イクサンテ派クレプティアの一派が疑われた。シルフィア派はウロの可能性も知っていたが、確証がない上に、これはクレプティア派を一掃できるチャンスであった。結果、クレプティアとハーネは幽閉される。
yuuma 7050、国民の報復感情を背景に、イクスタンはツェリンに侵攻。前線にはイシリウス兵を加えていた。
イシリウス兵を両陣に構えた戦争は戦死率が極めて低く、戦争のペースは極めて遅くなる。
その結果、戦争は長期化し、篭城している側は兵糧攻めを最も恐れた。
アンダントはツェリン行きの補給部隊に多くのイシリウス兵を配置したため、イクスタンは補給路を断つことができず、篭城は長期に及んだ。
yuuma 7100、ツェリン陥落。
yuuma 7172、アンダント、ツェリンに侵攻。
yuuma 7223、ツェリンはウロとルーキーテが配置されており、守りが堅く、アンダントは撤退。
yuuma 7260、この年までにアルシアの11魔将が全員死亡する。
アルシアは小さな政府で、官僚がおらず、政治・経済・軍事などはすべてユシフェールが取り仕切っていた。また、ユシフェールに子供はなかった。
ユシフェールは各村長に統治を任せていたが、この村長たちはいずれも学者あがりの人間で、政治に疎く、支配欲も少なかった。
村長は会議をしたが、誰も後継者になろうとしなかったため、アルシアはレスティルへの帰属を願い出る。
ユシフェールの全滅によりアルシアを虎視眈々と狙っていたアンダントはこの申し出に対し、狐に摘まれるような気持ちであった。
困惑を隠せないアンダントであったが、願ってもない話ということでアルシアを併合した。
アンダントは「アルシア人は晴耕雨読をさせておくのが一番。余計なちょっかいを出さなければ大人しく働いて納税してくれるありがたい国民」ということをようやく理解した。
その結果、アンダントは学問を奨励して助成金を出し、学者に優遇税制を設け、当時写本しかなく一冊一冊が高価だった書物を無税とした。
アルシア人の多くはこれを大歓迎し、大人しく晴耕雨読の生活に戻った。
yuuma 7295、クレプティア派の嫌疑が解かれる。ハーネはウロが陰謀の首謀者だと気付いており、ヴィーネに対する徹底抗戦の構えを見せる。
yuuma 7357、アンダント、前線にイーファとハーネを置き、ツェリンに侵攻。
yuuma 7362、イーファが前線でルーキーテと再会。傷ついたルーキーテを泉で見つける。
憧れの人が敵将と知ってショックを受けるイーファであったが、ルーキーテを逃がす。
ルーキーテはイーファの恋心を知り、戸惑いを感じる。
yuuma 7365、maglea山の戦いでイーファはルーキーテと再び出会う。イーファは剣を収め、泉でルーキーテと話す。
イーファが恋心を打ち明けると、ルーキーテは彼を受け入れる。その後、イーファは戦争を止めるべきだと主張。ルーキーテも賛同する。
同、イーファとルーキーテは和平を実現するために、密かに自分の息のかかった人間を集めだす。
yuuma 7378、アンダントが崩御し、ドゥルガは撤退。イーファとハーネの間で後継者争いが始まる。両者は互いに王を名乗り、ひとつの王府に居座った。
yuuma 7380、混乱に乗じイクスタンがアンペルに侵攻。
yuuma 7381、侵攻したのも束の間、イクスタンも崩御。ヴィーネは撤退せず、ウロが総大将を務める。王府では後継者を争ってウロ派とルーキーテ派に分かれる。
yuuma 7400、ルーキーテ、王府にて勝手に王位継承を公言。ドゥルガとの和平案を唱えだす。
ウロは一切ルーキーテに従わず、自身も後継者を名乗り、前線から撤退せず。ヴェマの王府に対抗し、前線地帯に近いツェリンに暫定王府を建てる。
yuuma 7414、イーファとハーネの対立が暴力的なものに発展。抗争が勃発。
同春、ハーネが破れ、ハーネ派はアルカンスに新レスティリアを建て、王府を作る。
yuuma 7416、アルナ王府がヴィーネとの和平案を唱えだす。レスティリア王府は徹底抗戦の構えを見せる。
yuuma 7422、ウロ、アンペルを陥落。アンペルを陥落させたことでウロの名声が高まる。
逆にレスティルではアンペルを奪われた国民感情がハーネの支持に結びつく。
yuuma 7424、ルーキーテもウロも王を名乗っているが、アンペル陥落で名声を高めたウロに対抗するため、ルーキーテは皇女を名乗る(この皇女は女皇帝の意)
しかし国内では空回りの去勢に終わる。
yuuma 7433、クレプティア死亡。
yuuma 7450、シルフィア死亡。
yuuma 7465、イーファ、ルーキーテを娶り、停戦を宣言。
これに対しハーネとウロは徹底抗戦の構えを見せる。
yuuma 7466、ハーネは抗戦の意思を明らかにするため、アンペルに侵攻。
yuuma 7477、ハーネ、息子のarxeを授かる。
yuuma 7481、イーファ、息子のmeteを授かる。
yuuma 7484、ハーネ、イーファを暗殺しようとするが失敗。
yuuma 7487、ハーネ、息子のarbaを授かる。
yuuma 7489、イーファがハーネの暗殺に成功。一気にドゥルガで和平ムードが高まる。
yuuma 7490、ルーキーテが過激派トリステを暗殺するために、究極魔法ルーキーテを開発。
同、ルーキーテがトリステを暗殺。
yuuma 7491、皇女ルーキーテがウロの暗殺を決行するが、究極魔法ルーキーテでウロを倒しきれなかった。
最後にウロを道連れにするために全力でルーキーテを撃ったが、ウロの魔力は皇女を凌駕。皇女ルーキーテは力尽て息絶える。
同冬、愛妻を失ったイーファが立場を忘れて単身ツェリンに乗り込む。
冷静さを欠いたイーファはウロに破れ、戦死する。

<カコ後期>
同、イーファが崩御し、わずか10歳のメテが即位。イーファの右腕malsが摂政となる。ここからカコ後期となる。
yuuma 7492、ウロの西方遠征開始。
yuuma 7542、ウロ、ガルテア・カルテール東までを征服。
yuuma 7544、ウロはメティオの王を名乗り、旧ルーキーテ派をヴェマに封じる。
さらにウロはヴェマから領土を奪い、メティオの領土の東側を拡大。現在のメティオの国境線を作る。
sornaとtunasがyuklesikaとなっている点以外、現在の地図におおむね近い領土を形成する。ただし細かい異同はある。
yuuma 7545、ウロはユクレシカに強力な影響力を持ち、自分の息のかかった人間で高官を構成し、ヴェマとの間に地理的な緩衝材としてユクレシカを利用した。
yuuma 7578、ウロが魔方に侵攻。メテが防戦で前線に出る。
同夏、強大な魔力を持ったメテの勢いは凄まじく、総大将のウロがじきじきに相手をした。
ところがウロはメテに力負けし、ヴィーネは撤退を余儀なくされる。
yuuma 7591、メテがアルシェの秘めた力を見出し、彼の男気に惚れこむ。アルシェにとってメテは政敵でありかつ父の仇の子であったが、アルシェもまたメテの男気に惚れ、親しくなる。
yuuma 7599、メテがアルシェを右腕とし、ドゥルガ圏内から有力な猛者を集めだす。
yuuma 7608、メテが私兵団restantを作る。レスタントは超人集団の集まりで、小国のものなら軍隊すら殲滅できるほどの戦闘力があった。
yuuma 7621、メテ、メティオに侵攻。一騎打ちを避けたかったウロは徹底抗戦の構えを見せ、戦争は長期に及んだ。
メテは一騎打ちをしようとしたが篭城するウロをおびき出せず、かといって単身軍隊の中にいけば流石に戦死することが明らかだったため、若く気のはやるメテには受難であった。
この戦争で多数のレスタントのメンバーが戦死。逆にこの戦いを生き延びたメンバーは後の使徒になる精鋭として残ることとなる。
yuuma 7684、メティオ城を陥落させ、ついにメテがウロを追い詰め、一騎打ちをする。メテはウロを倒し、メティオを陥落させ、ドゥルガのものとした。
yuuma 7718、メテ、ユクレシカに侵攻。
yuuma 7724、木星圏でデスパに封印されていたベーゼルが封印を破る。続いてほかのソームも次々と封印から出てくる。
yuuma 7728、ソームよりずいぶん後に封印されたミダンとヴェンシートであったが、特にヴェンシートの呪いが激しく、デスパの弱まりが激しく、封印が解ける。
ヴェンシートはミダンの封印が解けるのを待った。
yuuma 7729、ミダンの封印が解け、ソームと落ち合う。ヴァルテの復活を待つかどうかを会議したものの、ずいぶん時間がかかりそうなため、先に神に復讐せんと決議。
彼らはバルマージュからバルマーユに降り立つ。しかしその土地には脆弱なユーマの一族の子孫が大勢いるだけであった。
同、teetiaは悪魔の降臨を歓迎したが、letisはこれを拒み、攻撃を開始。ベーゼルが軽くletisの魔法を振り払ったところ、人間はあっという間に灰と化してしまった。これを見てあまりの弱体ぶりに悪魔たちは驚きを隠せなかった。
ベーゼルは「ユーマの一族に特に恨みはない。彼らは一度死ぬと蘇ることができないので、むげに殺しては可哀想だ」と言い、ほかの悪魔もこれに賛同。
人間が死なないように適当に攻撃をかわしていると、letisは圧倒的な力の差に怯え、逃げるように魔方から去っていった。
エルヴァがバルマーユの民に話を聞こうとするが、彼らの言葉が分からない。エルヴァがベルトを呼ぶと、メルティアも一緒についてきて、歴史について説明。事情を知ったソームは落胆すると、木星に帰ることに決めた。
ところがteetiaの知識人がフィルヴェーユ語で必死に滞在を請願。気をよくしたソームは魔方に住むことに決めた。
魔方は度重なる戦争で荒れ放題で、砂漠化も深刻であった。テーヴェは土を大地に敷き詰め、エルヴァは水をやり、サティは風を吹かせ、ベーゼルとパルトは夜を照らし、日照の強すぎる日はヴェルムが空を覆い、letisの侵略者はイルヴァが雷で薙ぎ払った。
キルセレスらも魔方に住み着き、剣術などを指南した。
yuuma 7730、アルフィはテームスの復活に騒然とした。ルフェルとアルデスがアルカンスで会合を行う。
カコはほぼドゥルガの勝利で固まっていたこともあり、今は東西で争っている場合ではないと神々は人間に命じる。
人々の意識は東西の対立からletisとteetiaの対立へと揺れ動いていく。
yuuma 7884、緊張状態がアトラス全土を覆うも、当の悪魔は魔方人との生活を楽しんでいた。
もともとvasteが数万年単位で行われていたこともあり、人間に合わせて気が短くなっていた神々に比べ、ずっと眠っていたテームスは非常にゆったりした速度で生きていた。
この温度差が当世の神やユーマの一族には理解できず、アトラスもアルフィも緊張したままであった。しかし皮肉なことにこの緊張が束の間の平和をもたらした。
150年以上続いた平和はベーゼルの「そろそろ神を倒しにいくか」という気まぐれな言葉で破られた。これに対しヴェルムは「気が短いな」と答えたが、反対はしなかった。
悪魔は魔方人に相談をした。自分たちは神を倒すためにアトラスに来た。しかし神はアルフィへ去っている。彼らを倒さねば自分たちはいずれ死んでしまうと。
すると魔方人は神人貿易に使っているサリュを開放し、ここから悪魔をアルフィへ移送する計画を持ち出した。
アトラスからアルフィへ悪魔を移すのは召喚を逆ルートで行うだけのことであり、要は召喚と同じことである。
召喚士は神を呼び出すので、当然letisに多い。teetiaは召喚士がほぼいない。
そこで彼らは召喚士の技術を盗み、悪魔召喚士を養成することに決定。
一人の悪魔召喚士が悪魔をアルフィへ送っても、悪魔が活動できる時間はわずか数秒で、それでは意味がない。
そこでteetiaは数千数万の悪魔召喚士を養成することにした。活動は秘密裏に行われた。
yuuma 7886、しかしそんな大きな活動を隠し通せるはずもなく、2年と持たずに計画は神とユーマの一族に洩れることとなる。
計画を知った神々は騒然とし、ルフェルとアルデスはメテを交えて今度はアルナで会談を行う。そこでユルグがこのような計画を立てた。
「1:召喚士との個人契約論を一時廃止
 2:letisの召喚士をなるべく多く集め、魔方にて神を召喚
 3:神々がテームスを押さえている間に、メテらletisが魔方に侵攻し、teetiaを殲滅
 4:さらに魔方のサリュも破壊」
三者はこれに同意し、準備を整える。主に準備が必要なのはユーマの一族側であった。
yuuma 7889、メテ、魔方へ侵攻。
yuuma 7905、genosを突破。
yuuma 7914、アルバ、息子のfreiganを授かる。
yuuma 7926、敵本拠地lazdiaを陥落。ユルグの作戦通り事は運んだ。しかし思わぬ誤算が起こる。
虜囚となったteetiaを助けるため、悪魔が神の罠にかかる。
アルデスとルフェルが召喚され、ソームらと戦う。ソームはteetiaの命を保障すれば今回は大人しく侵略を諦め、デスパの眠りにつくと約束。
アルデスとルフェルとメテはこれを飲み、ソームらを封印。メルティアらが現れ、バルマージュから木星へ去っていく。
同冬、メテは虜囚となっていたteetiaを一人残らず処刑した。
yuuma 7927、魔方戦争でアルカットの支配権を掌握したメテは、アトラス全土にteetiaの掃討令を発布。
国籍や人種に関係なく、teetiaであれば無条件で掃討すべしと命じた。
teetiaは悪魔と結んで神はおろか同胞のユーマの一族をも裏切った正真正銘の邪教徒で、到底許すことはできないと強く主張し、自ら進んで広場で虐殺を演じて見せた。
これにより、世界中でteetiaの大虐殺が起こる。teetiaは国も故郷も失い、流浪の民となる。
yuuma 7935、メテは魔方戦争で生き残ったレスタントを集めてmetelという新しい団体を設立。アルシェを右腕とした。メテは自らをルシーラと呼び、メテルのメンバーを使徒と呼んだ。
yuuma 7976、teetiaという共通の敵が去ったことで、徐々にドゥルガとヴィーネの対立の構図が戻ってくる。
背景には、メテがドゥルガであることによるヴィーネの冷遇にあった。
また、同じドゥルガ内でもアルシェリアや魔方各国は属国のような扱いを受けており、レスティルの専制的なやり方を疎んじていた。
遂にこの年、ヴィーネからレジスタンスが現れる。
ウロによってユクレシア南部に封じられていた元メティオ王家の子孫であるsonariaが立ち上がる。
ソナリアは旧イクサンテの血筋で、要するにteetiaの血筋である。
ユクレシアがメテの手の届きにくいヴィーネ側であることと、ソナリア自身が王家の人間であるため、迫害はどうにか免れていたものの、メティオの復興を目指して立ち上がった。
これに対し、離散していたteetiaが世界中からユクレシアに集まり始める。
yuuma 7980、ユクレシア王府はteetiaの亡命を禁止した。
yuuma 7981、これに対し、ソナリアは王府の意向を完全に否定。勝手にteetiaを受け入れ始める。
yuuma 7984、ユクレシア王harmitte、ソナリアの本拠地mistinに侵攻。
yuuma 7987、ハーミッテ撤退。
yuuma 7988、ソナリア、ユクレシアからの独立を宣言。ユクレシア南部をsornaと称し、自身はソーナの暫定的な王を名乗る。
これによりユクレシア北部はtunasに改名。
yuuma 7990、メテがメティオからソーナに侵攻。しかしメティオに潜伏していた多数のteetiaが暴徒と化し、兵舎は大火災に巻き込まれ、メテは撤退を余儀なくされる。
yuuma 7991、撤退を受け、ソナリアがメティオに侵攻。teetiaの助けを得てletisを追い出し、メティオを取り戻し、メティオの王になる。ソーナは娘のyuliaが女王となる。
yuuma 7993、teetiaが大量に潜伏していた魔方がソナリアの助けを得て次々とletisを追い出し、レスティルの支配から脱する。
yuuma 7994、ソナリア、実の娘ユリアとの間に娘sornを授かる。
yuuma 7996、アルシェリアがレスティルの重税を嫌って独立を図る。teetiaの虐殺は不当として、メテの掃討令を破棄する。
yuuma 7997、メテがアルシェリアに従属を命じるも、アルシェリアのletisもteetiaもこれに逆らい、徹底抗戦の構えを見せる。
それを後ろからソナリアがバックアップし、メテは引き下がらざるをえなくなった。
yuuma 8000、レスティル、アルディアルと同盟。
yuuma 8002、連合軍、北部から直接エスティアへ侵攻。
yuuma 8004、ソナリア、メテとの戦いで戦死。
ソナリアが崩御し、ソーンが若干10歳でメティオの女王となる。摂生はソーナ女王のユリアが兼任した。
yuuma 8006、エスティア陥落。勢いを止めず、メテはベルティアに侵攻(キルティアはここからだと山がちで、いくら空が飛べるといっても越えづらい)
yuuma 8007、13歳のソーンがベルティアで総大将となる。
yuuma 8009、15歳のソーンが前線でメテと対峙。ソーンはわざと未熟を装い、命からがら逃げる振りをする。
油断したメテが使徒を連れずにソーンを追う。そしてkandiraの丘でソーンに葬られる。
同、メテを失ったレスティルに衝撃が走り、レスティル軍は撤退する。アルシェが王になりメテルを指揮するも、レスティルの影響力は下火となる。
アルシェはメテルをアルシェに改名。
yuuma 8010、ケートで独立が叫ばれるようになる。
yuuma 8024、ソーンがエスティアに侵攻。
yuuma 8031、エスティア陥落。
yuuma 8043、ソーン、アルディアルを脅迫。アルディアルはレスティルとの同盟を解消。
アルディアルは同盟に固執した西側と同盟の解消に賛同した東側に割れる。
yuuma 8046、diminionがアルディアルから独立。同時にeniikも独立し、こちらはソーンについた。当時のeniikは現在のartaも含んだ。
yuuma 8052、ユリア、新王府eniikの政治が不安定なのをいいことに、eniik東部に自分の息のかかった人間を放つ。eniikは慢性的な人材及び経験不足であったため、これを受け入れざるをえなかった。
yuuma 8069、ソーン、世界各国から有能な人材を集め、アルシェに似せて私兵団ソーンを結成。
yuuma 8078、ソーン、ディミニオンの脅迫を終え、ようやくディミニオンを寝返らせる。
yuuma 8080、アルシェがイムル暦を作る。アルシェのミスにより、yuuma 8080がimul 1に等しい。
アルシェ、みなしごリディアと出会い、10歳の少女を自分の恋人として育てだす。
imul 2、ソーンが使徒を引き連れ、ディミニオンを通過してレスティルに侵入。
アルシェとソーンの抗争、アディア抗争が起こる。
抗争の結果、使徒のすべてが戦死し、アルシェもソーンに倒される。しかしソーンは大きく負傷し、命からがら本国へ逃げ去る。
同、アルシェの弟アルバが王となる。
imul 3、アルバがリディアをソーンの元に刺客として放つ。
女色のソーンはこの美少女をいたく気に入り、腰元に入れた。
imul 4、リディアが寝室でソーンを果物ナイフで刺し殺す。ソーンはリディアを愛しており、何かあれば彼女に起こすように頼んであり、この日はmejtelをつけていなかった。
リディアは逃走するも捕縛され、拷問死する。メティオは王を失い、混乱。適切な後継者がおらず、混乱は激化。
imul 7、アルバ崩御。freiganがアルバ二世として即位。
imul 10、レスティルからケートイアが独立。アルバ二世は対抗する戦力がなく、これを承認。レスティルをアルバザードと改名する。
imul 12、ユリア、メティオ高官のrantonと再婚。
imul 14、ユリア、息子のvarmiliaを授かる。
imul 15、ユリア、ヴィーネ圏を解体。
imul 16、ユリア、アルバ二世に和平を提案。アルバはこれを受け入れ、ドゥルガ圏を解体。カコの終了を宣言する。
ここでカコは終わり、17年からセルメルとなる。