語族と言語の年代区分

言語名と時代あるいは国家の名前は必ずしも一致せず、ズレがある。
同じフィルヴェーユ語でもどの民族かによって使われた長さが異なる。
ここで述べるのはあくまでアルバザード人にとっての区分である。

・語族

先に語族について。
いずれもアルテ語族から分派しているが、アルテ語族というのは最上位概念であって、通常は語族というと以下の3種。

ミロク語族:エルトとサール、および彼らから生まれたアルミヴァ、および彼らの一族の言語。話者が少なくかつ死なないため、言語の変化が極めて少なく、語派間の差異も極めて小さいことが特徴。fv以降は人間の言語から多くの外来語を得る。
――エルト語派:artemまでは下記サール語派と異同なし。レスティル在住までは同じ言語。ヴェマとヒュートにvasteで本拠地を分けてから語彙に少し変化が出る。が、連絡が互いにあったため、外来語として結局相手の語彙が取り入れられた。話者はエルトの一族とその眷属のロゼッタ。
――サール語派:同上
――リンス語派:悪魔たちの言語。言葉を持たなかった悪魔がベルトの助けを得てサルトの言語を使用したため、言語の内容は同じ。宇宙在住なため、特殊な単語を有する。
――セレスト語派:死神などの言語。やはりサルトの言葉を借りたもの。

シフェル語族:ガルヴェーユ追放されてファベルに移った民族の言語。アルバザード語はここに入る。語派は多数。アルバザード語を例に取ると……
――リュディア語派
――――レスティル語群
――――――アルバザード語

マレット語族:ガルヴェーユ追放されてサヴィアなどに移った民族の言語。語派は多数。ルティア語が含まれる。

・年代区分

フィーリア語f:selt 0〜selt 63,938,964(fl):エルトとサールの2人が話した言語。歴史は長いが文法は単純で語彙も少ない。2人がツーカーで意思疎通がそこまで必要なかったことと、年一回しかアトラスに来なかったため。
フィルヴェーユ語fv:meltia 0〜meltia 1,040,000(tm〜cv):神の言語だが、シフェル語族もtmではfvを話した。徐々にファベルとアンシャル西部で独特の語彙を獲得したが、少数のオリジナル語彙以外は神のfvと同じ。ly建国後もfvが使われ、meltia 95万にlyが滅んでlsになってもfvが使われた。
リュディア語ly:yuuma 0〜yuuma 4000(zg):リュディア国の言語ではない。この言語になったころにはとっくにlyは滅んでlsになっている。ここで表しているのは国ではなく、リュディア人の末裔の言語という意味。アズゲルから人間の時代になり、言語もfvからlyになる。fvからlyの変化はcvで漸次的に起こっていたが、zgになったころにはlyが確立していた。神の代わりに国を支配したことから人間の支配力が強まり、その結果文献も残されるようになった。人類にとって細かく記録の残っている有史はここからになる。約4000年使われた。
レスティル語ls:yuuma 4001〜yuuma 8080(mt〜kk):同じく約4000年使われた。zg後期で徐々に変化し、mtごろに確立。リュディア語のときと同じく国家名がレスティルなので、このときの言語名は国名に合わせてレスティル語になっている。
アルバザード語a:sm〜rd:1600年ほど使われた。smからユーマの一族の寿命が地球の人間程度になり、言語の変化の速度が早まったため、言語の寿命も短くなった。
アルカ:nd〜lj:400年ほど使われた。社会の安定と通信技術の発達とlemirの言語政策とartis的な倫理観が発達したことにより、大きな文法の変化はなかったものの、科学の進歩によって語彙は大幅に増えた。結果、400年の間に大きく変化してしまった。