・ルティア語(lt)

・文字

文字が原則ルティア語でも幻字で書かれるようになる。
旧字を使うのはインテリ層のみとなる。

・語彙

アルカの語彙が大量に入ってきた。

・格

アルカの影響を受け、SOVの標準語順の場合、与格以外が落ちるようになった。
ただし玲方語ではltでも格が落ちない。
rlt: un manisar an filial la xeliusaj izolet. イュン マニサール ア〜ン フィリアール ラ シェリウサージュ イゾレーット
lt: un manis an filial la xeliu izolet. イュン マニース ア〜ン フィリアール ラ シリウーゥ イゾレーット
arka: ko vik sinsat xelt a xe fian.

↓rlt(上方lt)とarkaの音声比較
音声


・社会的評価

外国人とアルカで話すとき、ルティア人はわざとルティア語の語彙を多くして喋り、自国の言語が完全に征服されていないことをアピールする。
一方、国民同士だと逆にわざとアルカの語彙を多くして喋り、国際派であることをアピールする。

特に上流は相変わらずアルカでも玲方語の発音で話す。
そのため素直なアルバザード人は憧れるが、それ以外は「鼻持ちならない奴だ。格好つけやがって」と感じる。

また、アルバザード人で親がルティア人だとか、ルティアに留学したことがある人は、国内で玲方語のアクセントで喋ることがある。
これは明らかな見栄で、一般人から見れば痛々しいのに、本人たちはそれでセレブを気取っている。
東アルナ大学に進む裕福な二流女子や、無理をしてアルシアの寮に入るプチセレブに多い。

イギリスから帰国した偽セレブがアメリカ国内でイギリス式の発音をして鼻つまみ者にされるのと同じ構図である。
しかしそのセレブらも本物のルティア人の前で偽玲方語を喋ると笑われるため、いざルティア人と話すと急にアルバザードの発音に戻す。

・おまけ

unやlaがフランス語に似ていると思われていることだろうが、言うまでもなく意識はしている。
だが、10年以上前の赤アンクノットの三人称代名詞luから派生させているので、正統なアルカの道筋でできていることは間違いない。

luからlaがlimletで分化したり、tu keno→tunと並行でlu→lunで、その後頭子音消失でunという流れなので、言語史として無理はない。
それに、unといっても発音がそもそもoe~でなくy~であることを考えれば、似ているとは思えなくなるだろう。
ただ、別にluからleに分化させてもいいところをあえてlaにしたわけだから、まぁしいて言えばそのあたりは意識しているといっていいだろう。
添付ファイル