民族性

ユーマの一族の祖であるガルヴェーユ人をシフェルとマレットに大別すると、陽と陰に分けられる。
シフェルはリュディアとファルファニアに、マレットはシージアとファベルに分けられる。また、シージアはさらに北部のシェリーと南部のプレディスに分けられる。

・リュディア人
好戦的で気性が激しい。ふだんはファルファニア人より大人しく思慮深いが、キレやすく、怒ると手がつけられない。合理的で論理的だが、戦闘時は獰猛で、性格は残忍。神の血が最も濃い。

・ファルファニア人
陽気で明るくうるさい。人懐こい性格。

・シージア・シェリー人
思慮深く知的。緊張しやすくプライドが高い。
争いを好まないが、自分の環境に侵入されると激しく抵抗する。
感情の起伏が少なく、疲れやすい。

・シージア・プレディス人
大人しくゆったりしてのんびりしている。緊張しにくく、全体的に柔らかい。
物事に執着せず、神経質にもならない。争いごとが嫌い。
メディアン、スカルディア、はてはカテージュにまで血が継承されている。

・ファベル人
朴訥として黙々と作業する。
コツコツタイプ。


歴史のメインを刻むリュディア人は、この後さらに細かい民族に分化していく。
→ルカリア人、アルディアル人、スカルディア人、ミュール人

このうちルカリア人はさらにトールとフレティスに分かれる。
スカルディアはプレディスと混ざり、ミュールは大陸が沈没したため、残り3民族について述べる。

・トール人
ねばならない思考で、緊張しやすく、軍の統率力は高い。そのわりに日常生活では自尊心が高く、意見がまとまらず、一人で行動する。有事の際には一転結束する点で合理的。
好戦的で支配欲が強く、自我が強い。性格はまっすぐで直情的。基本的にバカ正直で、屈折した正義感の持ち主が多い。
攻撃的な面は陽だが、社交性は陰で、真面目な分、鬱になりやすい。

・フレティス人
人を食ったような態度の上から目線で、他人をよくからかって試す。
レスティル人に比べ受け流してかわす性格で、若干意地悪。
直情的なレスティル人と相性が悪い。

・アルディアル人
リュディア人の中で最も陰で、引きこもりがちで争いを好まない。
他者を受け入れない姿勢があり、鎖国的で外国人に攻撃的なところはリュディア人らしい。