・百科事典欄の方針
百科事典欄は科学的な記述よりも対照文化的な記述を優先する。
これはdkができた当時まだ科学が発展していなかったため、人文的な記述が優先されたことに端を発する。
これはdkができた当時まだ科学が発展していなかったため、人文的な記述が優先されたことに端を発する。
また、dkのユーザーであるアシェットは多国籍団体であったため、アルバザードの文化をしばしば理解できないことがある。
そこで当時のセレン青年は百科事典欄に各国、特に列強三国の記述を付し、その比較対照を行った。
結果、dkの百科欄は対照文化的な内容になり、レミールはそれを踏襲した。
そこで当時のセレン青年は百科事典欄に各国、特に列強三国の記述を付し、その比較対照を行った。
結果、dkの百科欄は対照文化的な内容になり、レミールはそれを踏襲した。
そしてここに民間の版元の付け入る先がある。
dkの百科欄はもともと不勉強な使徒に対する啓蒙の意味もあったため、比較的内容が易しく簡潔である。
本格的な百科事典が作られたのはdkよりも後の時代で、こちらは科学的な視点が多い。
dkの百科欄はもともと不勉強な使徒に対する啓蒙の意味もあったため、比較的内容が易しく簡潔である。
本格的な百科事典が作られたのはdkよりも後の時代で、こちらは科学的な視点が多い。
ただ、実はその百科事典というのもセレン青年が立ち上げたもので、彼が監修を務めている。
それもdk同様国定事典であるが、dkと同じく通時的な、つまりその物の歴史を重視した記述になっている。そのため、それが何であるか調べるにはしばしば向いていない。
さらに挿絵も少ないため、権威はあって規範的な事典ではあるものの、国民にとってはしばしば使いづらい。
そこで民間出版社はさらに国民に分かりやすくした百科事典を作っている。
それもdk同様国定事典であるが、dkと同じく通時的な、つまりその物の歴史を重視した記述になっている。そのため、それが何であるか調べるにはしばしば向いていない。
さらに挿絵も少ないため、権威はあって規範的な事典ではあるものの、国民にとってはしばしば使いづらい。
そこで民間出版社はさらに国民に分かりやすくした百科事典を作っている。
いずれにせよ、国定事典があるおかげで、dkはあくまで対照文化的な百科事典としての機能に限定された。
むろん対照文化専門の事典ではないため、民間はここにも付け入る先がある。
ただ、たいてい必要なことはdkにむろん記載されており、ほとんどの場合はdkだけで十分で、引きなおしの手間は不要である。
むろん対照文化専門の事典ではないため、民間はここにも付け入る先がある。
ただ、たいてい必要なことはdkにむろん記載されており、ほとんどの場合はdkだけで十分で、引きなおしの手間は不要である。