・属詞

属格を滅ぼしたのに紫亞がついにtu et papanと言ってきたので、属格を避けるのはもうアルカの語感に背くことなのだなと理解した。
しかし無意味に属格を増やすわけにはいかないので、eとの役割分担をして便利に言語を使えるように調整した。
あと、指小辞が以前のと比べて変化していた(むしろより複雑に)ので修正しておく。

●表

http://cid-dd6eff55a81cbf67.skydrive.live.com/self.aspx/arka/%e5%b1%9e%e6%a0%bc.pdf

●属格

属格は次のような屈折で作る。指小辞と同じ。
複雑なので、外国人にとっては激しく挫折点になる。

なお、属格の意味は所有と部位。

語末 添加される接辞
開音節 n xian(紫亞の)
l,r,c en feelen(フェールの)
p,b,n on xionon(紫苑の)
s,z,x,j en iidisen(イーディスの)
t,d,h an yultan(ユルトの)
m,f,v in reimin(おばけの)
k,g un miikun(リンゴの)

w,yは語末に来ないので、無し。
m,f,vは前の母音がo, uなど後ろ寄りだとinでなくenが付く。reim→reimin、zom→zomen
s,z,x,jは指小辞の場合はanで、子音部も音が変わる。

属格を見ていてやけに複雑だなと思ったが、言語というものは無駄に体系性を壊さないものだ。
よく観察すれば必ず原因がある。言語現象の理由を見出すのが言語学の仕事だ。
そしてやはりこの一見無作為な変化にも法則性があるようだ→属格の法則性

・所有
lei xionon
紫苑の持っているたくさんの本のうちの一冊

leis feelen
フェールの持っている絵

・部位
las ant(私の手), las xian(紫亞の手)
zepl tuul(これの枝), zepl zomen(木の枝)

複雑化した場合、属格化するのは名詞のみ。
zepl tu zomen(この木の枝)
zepl zomen sor(高い木の枝)

人名の場合、最後部が属格化する。
las ridian(リディアの手)
las mirok yutian(ミロク=ユティアの手)

●属接

属詞のうち、接続詞e, t', kenoで示されるもの。
性質、特殊、所属を示す。

・性質
leis e feel(フェールを描いた絵)
leis t'an(私を描いた絵)
leis e non(私を描いた絵)

今までのアルカではこれらを区別できなかったので、便利になった。

・特殊
lei e xion(紫苑の書)
句自体が特別な意味を作るときはe。
これは紫苑が上福岡で買ったあの紫苑の書。

mark t'avelant(死神の鎌), ins t'avelant(死神の眼)も同様。
mark avelantanは単に死神が持っているというだけで、別にそれがbelkil avelantanでも良いわけだ。

・所属
moel t'arba(アルバザード政府)
rsiila e lemir(レミール長官)
lantis t'axet(アシェットの使徒)

ほかに住所も部位でなく所属の扱いとなる。
ただし住所は伝統的にkenoで、大から小へと並べる。
arbazard keno arna(アルバザード国アルナ県)

●長所と短所

「の」の語義は多すぎで、語義の同定が難しい。「彼女の絵」などが好例である。
属格と属接を分けることで、解釈の幅を適度に狭めることができる。

一方、覚えづらく難しいのが短所である。
――と言いたいところだが、2歳の幼女が自発的に体系性を崩したというところから、そう言い切って良いものかとも思う。
我々大人の合理性とネイティブの合理性というのは違うのかもしれない。