1:アプリオリ人工文化を持っている


アルカは独特の人工文化アンティスを持っている。
avom(狼)は軍隊と兵士の象徴で、獰猛、残忍というマイナスイメージより勇猛果敢というイメージがある。

これは文化設定を持たない言語では決定できない。文化設定がないと狼のイメージを定義できない。
文化がなくても狼という生物の種としての名前は定義できるが、象徴やイメージは設定できない。

2:アプリオリ人工風土を持っている


アルカは独特の人工文化アトラスを持っている。アトラスは架空の地球にあたる。
アルカがメインで使われる国家アルバザードは地球でいう南仏に相当する。
小麦が主食なので、pof(パン)やkoka(スライス)などが単純語として分化している。逆に、米と稲は同じ単語pastになる。
風土設定がなければ、世界をどのように切り分けるかが定義できない。

3:完全にアプリオリである


新生アルカは古アルカや制アルカをベースにできている。これらはどちらもアプリオリ。
簡単にいえば、英語などをパクっていないという意味。
(ただし、完全に自然言語を排他したのは前期制アルカになってから)

古アルカは「音象徴」から語彙ができていた。
例えばpiは針を指した。針がpindで栗がpidlなのは音象徴から来ている。

古アルカには自然言語の単語も入っていたが、それらを排他し、自前の単語だけで作り上げたのが現在のアルカである。
1991年からの作りこみの結果、この体系になった。

4:現存する唯一の有文化アプリオリ人工言語である


文化も風土も言語もオリジナルという言語は、アルカ以外に存在しない。
また、実際にネットや現実で使われているアプリオリ言語という点でも非常に特徴的。
(一般に、アポステリオリ人工言語のほうが実用されやすい。アプリオリの実用は難易度が高い)

エスペラントなど、有名なものはアポステリオリである。
アポステリオリというのはいわゆるパクった言語を指す。
アプリオリと比較するとアポステリオリは手間隙がかからない。

・まとめ
アプリオリと何度も繰り返しているとおり、オリジナリティや作り込みがアルカの特長。
オリジナルの語彙、独特の架空の文化など、「何にも依存しない、純粋な空想の世界」を紡ぐところに重点を置いている。
芸術的要素が強い。