世界最大の国は歴史を通してアルバザード・ルティア・メティオなので、この三国を中心に考える。
文化の分布は人類の分布にほぼ等しいが、どのように分布したのだろうか。

最初はアズゲル。西の民シフェルはファベルから北上し、アンシャルに入る。
一方東の民マレットはケヴェアから北上し、サヴィアを通ってインサールに向かう。
ではルティアはマレット人かというとそうではない。当時は空が飛べたので、アンシャルからアティア海を渡った人々がルティア人の祖である。従って、元々アルバザード人と人種は同じ。

東西戦争ではシフェルが勝ったので、マレットは南半球へ追いやられる。
アンシャルに入ったシフェル人は得意の魔法と飛空を活かしてアルカット大陸の残りを支配していく。
逆にルティアは竜の口を飛び越え、インサールのほうからアルカットを支配していく。
インサールの東端のアルティアやロロスはルティアの影響が濃い。

メティオに人が入ったのはアルバザードやルティアから少し遅れてのこと。
極方にはカコまでは人が住んでいたが、魔法を失うとあそこはあまりに住みづらいので、セルメル〜アルティルまでは人口が激減した。
レイユで技術が良くなると、また人が増えるようになった。が、たかが知れている。

メルテナ〜カコで王国ができ、セルメルで文化が華やぐ。
華やかな文化はセルメルでできた。このころには国の位置も名称も安定しているので、現在に連続する文化を持っている。

アルディアが起こって新生アルカで世界を統一したものの、方言差が強かったため、アルバザード語を世界中が喋ったわけではない。
ひとつの新生アルカという言葉ではあるものの、メティオは声調言語で話すので、かなり異なったイメージがある。

ナディア〜アルティルで植民地政策が起こり、アルバザードはファベル、ルティアはケヴェア、メティオはアデントを支配していく。
レイユのミロク革命で、第三国の浄化が起こり、土着の民族はほとんど死滅し、殖民側の文化が生き残った。