pとfは晄基配列の観点で見ると音声的に近く、実際に調音音声学上も調音点が近い。ただし片方は摩擦音であるが。
pをfに変えても魔法はそう変化しないため、フィルヴェーユ語のp音が諸言語でf音に変わることがある。
例えばアルカのfaal(太陽)に対し、フィルヴェーユはpaparulaであり、語頭のpがfになっている。

このように、晄基配列の変化が小さいことを背景に音の変化が地球の自然言語と同じように起こる現象をリムレットという。
そういう語形成ないし、その単語そのもののことを指す場合もある。
音的発達と言い換えてもよいが、リムレットというと魔法のあったアルディアまでのものを指す。

アルディア以降は魔法がなくなるので地球と同じような音的発達が起こり、これをlimpakという。