魔導師は裾や袖の広がった服を着ていた。
広がった裾や袖は魔力を増幅させるためである。メガホンで声を増幅するのと同じ原理である。
ここで初めてスカートが生まれ、魔導師に愛用された。魔導師の大半は女性なので、スカートは女性服となった。

人体で最も魔力が宿るのは髪なので、女性は髪を伸ばした。
しかしそのままでは戦いにくいため、戦闘時はひとつ結びにした。これが現代も残るartniaである。
髪を結わくという行為は成句として「覚悟を決める」などの意味があったが、アレイユでは「気を引き締める」の意味に変化している。

男性は剣士は長髪だと邪魔なので髪を短くした。
ただし後のユールのような魔導師系は女性同様、髪を長くしていた。

宝飾はタリスマンとして女性が身に付けることが多かった。
男性は魔力にあまり関係がないため、身に付けることは少なかった。