・神話と現実の古アルカの異同

古アルカはアトラスではアディアがimul 1500年代に使っていた言語である。
古語はそれ以前の言語で、フィーリア語に始まり、アルバレンなどに終わる。
つまりアルカは古語ではなく、古アルカといっても古語には含まれない。
アルディア時代までの言語が古語となる。

古アルカは現実版と神話版で異なる。
現実のほうは前期と中期に自然言語の語彙を含んだため、神話使用に耐えない。
また、子供の作った言語なので耐えない。
さらに、語彙が網羅的でなくアトラスの歴史を反映していない点でも耐えない。

神話版は歴史を反映した語彙になっている。
文法の発展はなるべく現実の古アルカの発展の過程を反映している。

神話版は現実版の流用できる箇所は流用するが、それ以外は作り直している。
神話版は現実では制アルカやアルカ・エ・ソーンだったものが語彙に含まれる。

例えばsalは現実には制アルカであるが、神話ではフィルヴェーユ語で、rsiilaからカルミーユされてできたことになっている。
これはsalに当たる語がこの時代に欲しいためである。

現実の古アルカは1990年代に作られているので、当時の地球の科学力や歴史を反映している。
制アルカも歴史がしっかり決まっていなかったのでそうである。
古アルカでスーツはmaikesabe(ふつうの服)というが、これは地球の現代の感覚である。
既にスーツaisはここを語源としているので、アトラスでどうスーツが普通の服と捉えられたか作らねばならない。

つまり、aisのように言語から歴史を作るパターンと、salのように歴史から古語を再建していくパターンに分かれる。
いずれの場合でも、現実の古アルカは材料には使うが、しばしばそのまま流用はできない。

最も顕著な違いが音韻である。
現実の古アルカの音韻は多かったが、神話版はエーステ理論により少ない。

ただし魔法をあまり使わない民族やマレット系で南半球に追いやられた民は希少な音韻を使うことがある。
もっとも、アルバザードはナディアで南半球を植民地にしたときに現地語を借用したが、自己の音韻に当てはめて借用したため、dkの音韻は25のままで問題ない。