・esを影響相に固定

経過相と共有するのは止めました。
理由
1:誤解が多い。tu es homが「空いている途中」なのか「もう空いている」なのか、文脈でも判断できなかった。
2:日本語で1について考えると、経過は「空きそう」などといい、影響は「開けてある」などと言い分けている。英語も同様。

日本語の「テイル」が経過も影響も表すのでesは大丈夫かと思ったが、「テイル」のほかに「テクル」だ「テアル」だのと、色々使い分けているのが日本語。
アルカも分化させたほうが分かりやすそうだ。

・paskをmiに

分化したため、経過相をesで短く表現できなくなった。
そのわりにpaskは長い。そこで経過相の副詞をmiにする。

アスペクト考を作成

制アルカより動詞の類別が減ってスリムになったのが意外。
言語のコンセプトは芸術言語なのに、制より人工言語として簡素なのは想定外。
うーん、手前味噌ながら、自分の言語屋レベルが上がったのかもしれにゃい。

累積を排他して単位のprieを使わずに済んだのは良作。
なぜなら夢織3話も書いて一度もprieを使わなかったため。

自分としては行為動詞の影響相を状態動詞の一部として捉え、半入れ子構造にしたところが今回のポイント。
この仕組みのおかげでだいぶシンプルな構造になった。今回はここが見所。
(将前にはなぜ入れ子ができないかも一応説明してあるし、まぁ大丈夫でしょう)

もはや単位も累積もいらない。しかも行為と状態もシンプルに表せるようになった。
2種類の「座った」「見た」が-ikか-es+tookの違いで簡便に表せるようになった。動詞の覚えなおしもない。

また、動詞の類別を覚えずにどの動詞も行為状態の両方で使える体系にした。
最終的にアルカで覚えないといけないのは、状態動詞をデフォとする一部の動詞だけ。
本来これすら覚えなくともいいのだが、使用上の便宜をはかって、これだけは覚えてもらうことにした。

逆に言えば、その気になれば人工言語は自然言語と違って動詞の類別を覚えなくて済むのだということが分かった。
しかも行為、状態、単位、累積などと言ったおびただしい有標タグとなる接辞を付けずに、である。
ほんと、アスペクトは面白い。