状態動詞のアスペクトは行為動詞同様の副詞や接辞を付けて表す。

skinof sat
skinof kit
skines
skinofik
skinofes

さぁ、これで飛行機の「座った」の謎が解けた。
座面に尻がついたのはskinikであり、座り終えて立ち上がる瞬間がskinofikなのである。
どちらも完了形なのだが、その違いは行為動詞としての完了なのか、状態動詞としての完了なのかに起因する。
日本語は両者の区別がないため、どちらも「座った」になる。

ただ、注意したいことがある。こんなややこしいアスペクトを人類は日常生活で区別しない。
現実に使うのは、skinesとskinofikくらいのもので、稀にskinofesを使う以外、あとの3つは使わない。

接辞ofにさらにikやesが付くと言いづらいように思うだろう。セレンもはじめそう思った。
だが口に乗せると案外言いづらくなかった。
また、アルカは副詞過剰な言語なので、これ以上副詞の入る余地を増やしたくない。

接辞が長い例は、skinatofikである。「座る+過去+状態動詞化+影響相」である。
意味は「solが過去に座っていたせいで床があったかい」程度の意味である。

状態動詞が無標になる例外