新生のアスペクトの特長は二重構造にある。
日常レベルではアスペクトをそんなに区別しないので、大雑把な体系で喋れる。
ときどき詳しく述べたいときは細かい体系に掘り下げる。
このように、日常的にはレベル1で、詳しくはレベル2で、というように掘り下げられるところが二重構造になっている。

新生のアスペクトは、ひとつの動詞につき11相。
行為動詞5相＋無相、状態動詞4相＋無相で計11相である。

だが、レベル1では――
行為無相 skin
状態経過相 skines
――程度の区別しかしない。

あとはせいぜい完了skinik、経過skinar、開始skin kit、将前skin satが使われる程度。
実際に11相細かく使い分ける機会はまずないし、動詞ごとに11相を覚える必要もないので安心していい。
地震の避難セットみたいなもので、備えあれば憂いなし程度の産物である。

11相