・所有代名詞で内部恐慌

所有代名詞を巡って恐慌が発生。
以下に要約を述べる。

e an説


主格、所有格、所有代名詞
an, e an, e an
ti, e ti, e an
miir, e miir, e miir

制アルカ式。

e anが言いにくい。
e miirで「ミールの」とするのが不自然。日本人には「ミールの」が自然で、「ミール の」は不自然に見える。でも外人はそうでもないようだ……。

t'an説


an, t'an, t'an
ti, e ti, e ti

「〜も」のtanと区別しづらい。
イントネーションで区別?
そのほかの欠点も上記同様。

代名詞は普通名詞より頻度が高いので強変化したほうがよいと思う。
整合性の問題ではない。頻度に応じて変化に強弱があるのは不整合ではなく合理だと思う。
合理でないのは学習者にとってであり、言語の運用についてではないように思える。
なのでこの案は辺境代名詞に採用する程度ではないか。

e'説


an, ant, ant
xia, e xia, e'xia

最大の問題は、紫亞がxianということ。e'xiaを使ってくれない。
また、セレンは読みが「え しあ」と区切れるのに違和感があるが、先生は違和感ないという。
eだけで代名詞で独立しているのだからむしろ区切れて当然で、'すら要らないといわれた。

指小辞説


an, ant, ant
ti, tiil, tiil
miir, miiren, miiren

Kakisさんから不支持
初心者に受け入れられにくい
miik miirenはいいとして、miik mirokon yutian?, miik fianan soren?
あとこれを採用すると指小辞が消滅してしまう。

e消滅説


an, an, antul
ti, ti, titul
miir, miir, miirtul

las ti, las an, tu et antulのように。
この辺はいいとして、flayu fiineのように?
なんだか新生初期に否定された案に似てる。

代名詞だけe消滅説


an, an, antul
miir, e miir, miirtul

現実適応説


主格、所有格、所有代名詞
〜が、〜の、〜のもの
an, ant, ant
ti, tiil, tiil
xia, e xia, xian
yult, e yult, e yult az yultan
imel, t'imel, t'imel
mirok yutia, e mirok yutia az mirok yutian, mirok yutian
fian sor, e fian sor, fian soren
alis nov, t'alis nov, alis noven(なぜか指小辞の規則どおりnovinになっていない様子)

現在ソーンとアルシェでおおむね共通している言い方。
最も規則性がないため、内部ではいいにせよネットでは到底受け入れられなさそう。
それ以前に規則が立っていないので作者としても困る案。
しかし音的には最も言いやすく、喋ってみるとしっくりくる。

どうにかこの説を元に規則立てられないだろうか。
それが最も運用において心地よく感じられる。

あと、こちらで気付いたことを述べておくと、novinでなくnovenになっているのは、oに引っ張られて後ろよりになっているからだと思われる。
http://www8.atwiki.jp/arbazard/pages/347.html
ここだとvはinだが、前の母音が後ろ寄りだと引っ張られてinでなくenになるようだ。

なんだかフィンランド語の母音調和を思い出した。あれも同時に共起する母音がグループ分けされていたな。
学習者には不便この上ないが、喋る分には甚だ言いやすいというタイプだ。
学習効率か運用しやすさのどちらを取るべきか悩む。